皆さま
未来を開くことは、私たちひとりひとり
次第なのですね。
そんなことをレストランの木のテーブルが
感じたようですよ。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「未来を開くことは自分たち次第な物語」
~レストランの木のテーブル~
とあるレストランに年季の入った
木製のテーブルがありました。
テーブルは、レストランで様々な
料理をのせて、様々な人たちを
支えてきたのです。
だから、テーブルは、多くの人たちの
話しも聞いてきました。
思い悩む人たち、家族に悩む人たち、
喧嘩をしてしまう夫婦、ここで結婚を
決めたカップル、いろいろな人たちの
物語を聞いてきたのです。
そこには、歴史がありました。
しかし、いつの日からか、テーブルには
何が起きているのかわかりませんでしたが、
お客さんが一切やってこなくなったのです。
来る日も来る日もテーブルは、お客さんが
やってくるのを待っていました。
どれくらいの時間が経ったことでしょう。
次にお客さんがやってきたのは、
それからずいぶんと経ってからでした。
テーブルは、久しぶりに料理をのせて
お客さんの会話を楽しんでいます。
テーブルは、そこに何か言葉では
言い表しにくい、変化を感じました。
人々の会話に、建前のようなものが
少なくなり、何か心の底から話している
ような気がしたのです。
それぞれの人たちが、それぞれの
個性を活かしきっている、という
感じかもしれません。
テーブルは、その昔を思い出しました。
そのときは、そのときでいい思い出ですが、
こうした変化は、テーブルにとってもなんだか
うれしく感じるのです。
そう、まるで人々が
「これからの未来は自分たちで開いていく」
そう、確信しているように感じました。
年季の入った木製のテーブルは、いつまで
このレストランで使われるかわかりませんが、
どんな風に人々の未来が開かれていくのか、
また聞いてみたいなあと思っています。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。