皆さま
こんなタイトルの物語を書いておいて
なんなんですが、私は切り替えが苦手です・・・。
だからこそ、切り替えるようになってきたら、
次の展開につながりやすいし、なにより
らくーに生きられます。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「切り替え上手は人生好転しやすい物語」
~エビがクヨクヨやめてみる~
海の中にエビが住んでいました。
エビは、海水魚たちの身体を癒す
マッサージの仕事をしています。
エビは、現在勤めているマッサージ店で
居心地の悪い思いをしていました。
新しく来たオーナーがエビアレルギー
だったのです。
だから、エビは、オーナーの近くにも
行けませんし、オーナーもエビのことを
どうしても快く思えずにいました。
だから、エビは、あまりに居心地が
悪いので、他のマッサージ店に転職を
することにしたのです。
様々なマッサージ店で、面接も受けました。
その中でひとつ、エビにとっても
よい条件のマッサージ店と出会います。
話しも進んでいきました。
エビもそのマッサージ店で働くことを
心のどこかで決めているようにも
感じています。
ところが、最後の最後で、そのマッサージ店から
不採用の連絡がきてしまったのです。
エビは、内心驚きました。
と、同時にとてもショックを受けたのです。
さすがのエビも落ち込みました。
クヨクヨしてきたのです。
これは、ある意味エビのパターンでも
ありました。
ショックなことが起きるとクヨクヨ
し続けてしまい、日常生活にも
影響を及ぼしてしまうのです。
そんなクヨクヨしたエビに一言を
くれたのは、やっぱりチョウチンアンコウ
でした。
暗い夜に現れたチョウチンアンコウは、
エビの頭上を照らしてくれます。
「エビさん、クヨクヨするのも当然だよ」
「でもね、いつまでも引きずってると」
「もっとクヨクヨするような出来事ばかりが」
「やってきちゃうよ」
「だかれね、エビさん、クヨクヨするのもいいけど」
「切り替えてみることをおすすめするよ」
「それは、たしかに口で言うほど簡単じゃ」
「ないかもしれないけど、これこそ練習だよ」
「エビさん、いいかい」
「せっかくだから切り替えるんだ」
「エビさんならできるよ」
チョウチンアンコウは、踵を返すように
海の深いところへと泳いでいきました。
エビの頭上は、元通り真っ暗になります。
エビは、クヨクヨするところから、切り替えて
みることにしました。
「このマッサージ店は不採用だったけど」
「もっともっといい環境で働くことができる」
「だからこそ、今回は縁がなかったんだね」
そんな風にエビは、切り替えてみることに
したのです。
そうしてみると、段々ともっといい環境で
働くことができるために、不採用になった
という気がしてきました。
エビは、そうして切り替えてみたら、
不思議なことに、
「マッサージ師として独立して」
「やってみないか?」と
スカウトしてくれる海水魚に
出会うことができたのです。
それは、一見たまたまのように
思えますが、あのとき不採用に
なったからこそ、起きたこととも
言えました。
そうして、何より、あのときクヨクヨ
したままなら、きっと海水魚は、
エビをスカウトなどしなかったとも
言えます。
エビは、いきなりマッサージ師として
独立することができました。
その仕事のやり方にもエビは、楽しみを
見出しています。
そう、切り替え上手は、その道筋が
好転していきやすいのです。
エビは、あのとき切り替える大切さを
教えてくれたチョウチンアンコウに
感謝をしました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。