皆さま
なんとなく人生を生きていれば、
なんとなく生きることになります。
今を大切にして生きれば、
今を大切にして生きることになります。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「とにかく今を大切にして生きる物語」
~リスが見たものとは~
森の中にリスが住んでいました。
リスには家族がいます。
子どもたちもいるのです。
リスは、テレビのような画面を
見ていました。
そこには、フクロウの家族たちが
映っています。
リスは、その画面をなんとなく
見ていました。
でも、次第にその画面から目を
離せなくなっていったのです。
フクロウの家族は仲の良い
4羽の家族でした。
でも、お母さんのフクロウが、
長く生きられないことがわかったのです。
でも、このお母さんのフクロウは、
なぜだかとても強く感じました。
自分に時間がないことを心配するよりも
家族たちのことを気に掛けています。
お父さんのフクロウも子どもたちも
とても悲しみました。
そうして、願っています。
「なんでもするからお母さんを元気にしてほしい」
涙ながらのお願いでした。
でも、それは叶うことはなかったのです。
お母さんのフクロウもとても
気丈に見えましたが、心の底から
思っていることがありました。
それは、
「子どもたちの成長を見たかった」
「お父さんフクロウと一緒に年を取っていきたかった」
「おじいちゃん、おばあちゃんになりたかった」
それだけは、どうしても、諦めることが
できなかったのです。
でも、諦めることしかできないことも
どこかでわかっていました。
そうして、お母さんのフクロウは、
この世から羽ばたいていったのです。
お父さんのフクロウも子どもたちも
大きく大きく泣きました。
そんな映像を見ていたリスも、
涙が流れて流れて仕方がありません。
泣きながら、
「本当にこの一瞬一瞬は」
「かけがえのない瞬間なんだ」
「家族たちとこうして過ごせることは」
「本当に奇跡のような時間なんだ」
「今という時間を大切にして生きよう」
リスは、当たり前だと思っていた
家族の存在や、今生きていることに
ついて、考えさせられました。
そうして、他の家族のことを見ることで
自分の生き方が変わっていったのです。
「今」はもう二度と帰ってきません。
「今」を大切に生き続けることが、
自分の人生を大切にすることに
つながります。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。