皆さま

 

「あれ、なんでこんなことが起こるの?」

と感じたとき、自分の隠れた本音に

気が付くチャンスでもあります。

 

オウムではなく鳥かごの似合わない

フクロウが登場するようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「隠れた想いが現実化する物語」

~リスに届くはずの贈り物~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

今日は、リスが懇意にしている

フクロウから贈り物が届く予定です。

 

だから、リスは、趣味であるお散歩も

山登りもせず、一日中家の中で

待つことにしました。

 

でも、一向に贈り物が届きません。

 

配達員からも連絡はありませんでした。

 

それでもリスは待ち続けます。

 

すると、リスの元に小動物の配達員が

連絡をしてきました。

 

「リスさん、すみません、今日は」

「フクロウさんからの贈り物を」

「届けることができません」

 

「先日の大雨と荷物が集中したことで」

「とても配送に時間がかかってしまっています」

「申し訳ないです」

 

リスは、こう言われて少々イライラは

しました。

 

「贈り物が届くから、一日予定を空けておいたのに」

「贈り物が届くから、部屋の掃除をしていたのに」

「贈り物が置けるように、荷物も整理したのに」

 

リスは、いろいろな思いが湧きだして

きましたが、そこは、小動物の配達員も

大変な状況だと理解して、グッとこらえたのです。

 

もちろん、リスも必要なことは、小動物の

配達員には伝えました。

 

リスは、家で予定が空いて、なんだか

ボーっとこのことについて思いを巡らせます。

 

すると、ひとつのことに気が付きます。

 

「もちろん、フクロウさんのことは好きだけど」

「フクロウさんの贈り物って、ちょっと」

「押しつけがましいところもあるよな」

「もしかして、本当は、受け取りたくなかった」

「フクロウさんからの贈り物を断りたかった」

「あ、そうだ」

「そうに違いない」

「・・・」

 

リスは、そのことに気が付きました。

 

リスは贈り物をもらいたくなかったのです。

 

隠れたその想いが、リスの本音です。

 

その本音が贈り物が届かないという

現実を創り上げたとも言えました。

 

リスは、ふむふむと納得をします。

 

そうして、リスは、そんな本音に

気が付きました。

 

でも、考えてもそんなことをフクロウに

伝える必要はないと感じます。

 

わざわざなんだって伝えることも

ありません。

 

「あなたからの贈り物が迷惑です」

なんて、言う必要もないです。

 

大切なことは、リス自身が自分の

本音に気が付くことです。

 

そんな本音は、知らず知らずのうちに

現実となってお知らせしてくれるのですね。

 

リスは、

「まあ、軽く受け取って、ありがとうって言っておこう」

そんな風に軽く考えることができるように

なりました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。