皆さま
今までは生き方ってある程度
決められている感があった気がします。
でも、これからは、大切なものを
基準にして生きていくと人生が
開けてゆくのだと思います。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「どんな生き方をするかは自分次第な物語」
~川の流れが決めてゆく~
一滴一滴としたたる川の源流が
ありました。
この一滴一滴は、これから長い年月を
かけて川へとその水量を増やしてゆくのです。
川の源流は、少しずつ進んで
いきました。
「ポタポタ」
そんな恵みの音が、静かに
聞こえてくるのです。
川の源流は、少しずつ
流れを増していきました。
すると、ちょうど分岐点のような
ところが現れます。
左に行くと、何やらコンクリートで
整備をされた土地がありました。
右には、特に整備をされた様子は
ありませんが、自然そのままな
感じです。
川の源流は、どちらに行こうか
考えを巡らせます。
そのまま行けば、左のコンクリートで
整備された土地へ流れてゆくのです。
そうすれば、土地を浸食していく必要も
ないですし、きっとスムーズに流れる
気がします。
でも、何かが引っかかるのです。
それは、
そっちへ行っても
「心地よくはなさそう」
「コンクリートの感じが本当は嫌」
「世間体はよさそう」
なんだか、川の源流はそんな
違和感を感じていました。
でも、右側の自然そのままな土地に
流れていくことは、大変な気もします。
それは、もしかしたら、じっくりと
自分の力を使って土地を浸食していく
必要がありそうだからです。
だから、一般的に考えたら整備された
左側のコンクリートで整備された土地に
向かって流れていくはずでした。
でも、右側に行ったら
「心地よさ」
「優しさ」
「居心地のよさ」
「続けていけそう」
「あたたかみ」
「なつかしさ」
そんな感覚がじんわりと
川の源流には湧き上がるのです。
川の源流は限界まで悩みました。
それで、出した答えは、
右側の自然そのままな土地に
流れてゆくことです。
「心地よさ」を採用しました。
整備された土地を流れれば、
特に困ることもなかったかもしれません。
でも、気持ちが乗らなかったのです。
心地よさを感じられる気が
しませんでした。
それから、川の源流は、その心地よい
土地に流れていきます。
最初は、そこを浸食していくことが
難しくも感じました。
でも、そこには心地よさがあったため、
多くの努力をすることなく、じんわりと
川の流れを作っていくことができたのです。
そうして、川の源流は、今までにない
自然の中を流るる清流へと変化して
いきました。
そうして、多くの生き物たちに
潤いや豊かさを届けられることに
なったのです。
川は、今日も淡々と流れ続けます。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。