皆さま
私たちは、どこかで特別にならなくては
いけないと思い込んでいるところがあります。
でも、そうではなくて、そもそも特別だったのですね。
そこを理解してみると、グイっと楽になれます。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「特別なものを探さずに、幸せになる物語」
~オウムの見つけたもの~
オウムのちゃまみつは、幸せについて
じーっと考えていました。
「幸せになるにはどうしたらいいのだろう?」
「お金を得ればいいのか」
「好きなことを仕事にすればいいのか」
「大きな家に住めばいいのか」
「家族を持てばいいのか」
ちゃまみつは、そうして、自分が
特別にならなければ幸せになれないと
思っていたこともあります。
それで、必死に何かになろうとちゃまみつは
もがいていた時期もあるのです。
それは、それでちゃまみつにとっても
いい経験でした。
でも、やっぱり、それでは幸せになれなかったのです。
その瞬間は突然にやってきました。
それは、もう特別になろうとするのは
やめよう、とても大変だったな、と
感じてから起きたのです。
ちゃまみつが、休日の朝、森の中を
散歩していました。
木々の間から、まだ浅い太陽の光が差し込み、
緩い風に葉の揺れる音がします。
他の鳥たちやリスや小動物たちが、せっせと
生きていました。
ちゃまみつは、その光景を眺めて、ふと
足を止めるのです。
そうして、五感を使って、そのことを
感じ切りました。
「あー、これが幸せなんだ」
「こうして、生きて、何かを感じていること」
「そんなことが幸せだったんだ」
ちゃまみつ自身、それを言葉で表すことは
難しいとも思いました。
それは、感じたことだからです。
でも、ハッキリとわかったことが、
ちゃまみつにはあります。
「特別になるから幸せになるのではない」
「与えられたこの命、魂を生きること」
「ただ、そのことが幸せだったんだ」
ちゃまみつは、そのことを体感したことで、
特別になろうとすることを止めました。
すると、身体の力が抜けたように
フーっと軽くなるのです。
「なんだか、もっと羽ばたきたくなってきたな」
ちゃまみつは、大きく羽を広げて
森の上空を飛び回ります。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。