皆さま

 

ずいぶんと前の話ですが、私自身が

不安の渦に飲まれて生きている頃、

なぜだか、人の役に立ちたい、そうなれば

きっと今の状況から抜け出せる。

 

そう信じて、福祉の仕事をしようとしたことが

ありました。

 

でも、結果的に、転職はしませんでしたが、

その道中はさらに苦しいものになったのです。

 

ここには不思議なカラクリが潜んでいました。

私のように遠回りをする必要もありません。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「他人を救いたいと思ったら読む物語」

~オウムが行き着く地~

 

オウムのちゃまみつには、今からでは

考えられないほど、しんどい時期がありました。

 

ちゃまみつは、その渦中にいる際、

「どうして、僕は生きているのだろう?」

「どうして、こんなにしんどい想いをするのだろう?」

「この不安はどこからやってきたのだろう?」

 

そんな答えの出ない疑問を常に持ち続けて

なんとか、どうにかこうにか生きてきたのです。

 

それは、ちゃまみつが苦労をしたオウムだと

言いたいわけではありません。

 

それだけ、しんどい想いをしていると、

湧いてくる想いがあることに気がついたからです。

 

そう、それは、それだけ辛く不安な日々を送っているのに、

「他のオウムを救いたい」

「世の中の役に立ちたい」

「困っているオウムのために尽力したい」

「この星の環境を良くしたい」

ちゃまみつには、そんな思いが湧いてきたのです。

 

でも、今だからこそわかりますが、

そのちゃまみつの思いは純然たるもの

ではありませんでした。

 

もちろん、一見、そのような言葉は

尊いことのように感じます。

 

ただ、ちゃまみつは、そのとき、そもそも

自分を満たすことができていませんでした。

 

ちゃまみつのそのときの本音は、

「僕自身を救いたい」

「僕自身を満たしたい」

「僕自身を愛したい」

だったのです。

 

そのときのちゃまみつの意識は、

完全に外側を向いていたのです。

 

だからこそ、本来は自分の内側に意識を向けて、

自分を満たし、救っていく必要がありました。

 

でも、その意識は、簡単には内側に向きません。

それは、とても怖いからです。自分の内側を知ることが

変化につながることを知っているからです。

 

だからこそ、そんなときは、外側からサインが

やってくるようになっています。

 

「自分を救いなさいよー」

 

そう言われているわけです。

 

外側に向いていれば、外側をどうにか

しようと思うため、

「世の中を救いたい」

「他のオウムを救いたい」

そうなるのですね。

 

それで、ちゃまみつも、そのことが自分の

本心だと信じて疑いません。

 

だから、それを実践しようとします。

 

「そうすれば、きっと僕も幸せになれる」

そう信じるのです。

 

でも、結果は、もちろんおわかりの通り、

うまくいくはずありません。

 

自分を救えていないのに、周囲を救えるはずが

ないからです。

 

ちゃまみつは、苦しくなりました。

 

そうなることで、ちゃまみつは、自分を救わない限り

周囲など、他のオウムなど救うことができないことを

身をもって体験します。

 

だから、ちゃまみつにとっては、必要な体験だったとも

言えるのです。

 

もしかしたら、ちゃまみつのように、

「誰かを救いたい」

「世の中の役に立ちたい」

感じているのでしたら、それが、本音なのか

どうなのか、しっかりと見極める必要がありますね。

 

もちろん、純粋に出てくる「世の中の役に立ちたい」

これだったら、なんの問題もないわけです。

 

ちゃまみつは、こうして、またひとつ

大きな体験を重ねてゆきます。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。