皆さま

 

真面目に生きてきた人、ずっと

気を張っていると疲れちゃいます。

 

そんなとき、どうしたらいいのか

小動物の代表格リスが教えてくれました。

 

鳥かごの似合わないフクロウは

登場するのでしょうか。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「時にはサボることも必要だと知る物語」

~真面目なリスがこっそりと~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

リスは、とても真面目な性格をしていて、

なんでも一生懸命にやってきたのです。

 

そんなリスでしたが、趣味でやっていた

木の実でアート作品を創ることが、

お仕事になりそうでした。

 

そのために、リスもいろいろと

やっていたのです。

 

最初は、いきなり生計が立てられないので

アート作品を扱ってくれる会社に入ることに

しました。

 

そうすると、やっぱり会社なので、

いろいろな研修があったのです。

 

リスは、自宅でオンライン研修を

一日中受けていました。

 

次から次へと動画が流れてゆきます。

 

最初は、真面目なリスです。

見逃さないようにメモを取りながら

画面を凝視していました。

 

ところが、この研修は、怒涛の如く

流れ続けるのです。

 

途中で、リスは、思いました。

 

「これ、本当に必要?」

「ちょっと待って、こんなに詰め込んで」

「頭に入るのかしら?」

 

リスは疑問に感じているのです。

 

それでも、真面目なリスです。

目が霞んでも、画面を見続けていました。

 

数日そんな研修が続きます。

 

そんなある日、リスは、さすがに

滅入ってきたようです。

 

「いや、これは、もうサボろう」

 

リスは、画面を付けながら、生きてきて

初めてサボりました。

 

サボると言っても画面の近くで、聞きながら

木の実のアート作品のメンテナンスを行ったのです。

 

最初は、サボっていること、ちょっと

ドキドキしていました。

 

でも、少し、心が胸のあたりが楽に

なっていったのです。

 

リスは真面目が故に、そんな風に

サボることができずにいました。

 

「サボったらダメなリスになる」

「落ちこぼれになる」

 

それくらいに思い込んでいたのです。

 

でも、やってみると、そんなに大したことは

ありませんでした。

 

それどころか、気持ちが楽になった

くらいだったのです。

 

本当にやりたい木の実アートにも

力が入りました。

 

もちろん、リスは、会社には内緒に

しておきます。

 

少しは聞いていたので、大切なところは

答えられることもわかっていたからです。

 

リスは、小さな口を持ち上げて、

「よくやった」と褒めました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。