皆さま

 

「心に従って生きると幸せになれる」

そんな言葉を見かけることも増えてまいりました。

 

たしかにその通りだと私も思います。

 

でも、そこに不思議なカラクリがあって、

多くの人は、そのことで引き返してしまったり

するのです。

 

そのカラクリを鳥かごの似合わないフクロウが

教えてくれました。

 

お散歩山登りが好きなリスは、登場するのでしょうか。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「心に従って生きると人生豊かになる物語」

~フクロウの決断~

 

森の中にフクロウが住んでいました。

 

フクロウは、かわいらしい足下を使って

ハンコを押す仕事をしています。

 

来る日も来る日もやってくる書類に

ハンコを押すのです。

 

あまり変化はありませんが、安定していて

身体への負担も少ない仕事でフクロウも

それなりに気に入っています。

 

長年勤めていたある日、フクロウの元に

訪れる小動物がいたのです。

 

それが、リスだったのですが、リスは

フクロウと話しをして、とても落ち着く

ようでした。

 

「フクロウさんと話すだけで落ち着くよ」

 

フクロウは、なぜだかわかりませんでしたが、

そうやってリスから言われるのです。

 

そのうちに、他の小動物もフクロウの元に

やってくるようになって、同じことを言いました。

 

フクロウは胸のあたりがフワフワと

温かく光っているように感じます。

 

そうして、小動物たちが、フクロウ自身と

話して、少しでも笑顔になると、フクロウは

フワフワと胸のあたりが温かく光る感覚に

なりました。

 

「これは、なんだろう」とフクロウは

不思議に思っています。

 

でも、またその感覚を味わいたいと

胸のあたりがそう言うのです。

 

そうはいっても、フクロウにも本業があるので

話しを聞いてばかりもいられません。

 

書類にハンコを押さなくてはありません。

ハンコを押していても胸のあたりが温かく

光ることはありません。

 

「小動物たちの話しを聞く仕事を・・・」と

考えると胸のあたりが温かくなります。

 

でも、だめだめ、「安定した仕事を手放したくない」

「仕事になるはずがないわ」

「私は、ハンコを押すしかできないわ」

「うまくいくはずないわ」

そう、何かがフクロウを止めにかかるのです。

 

それからしばらくの時が経ちます。

 

フクロウは、胸のあたりの温かさに

叶うものはないと、そう理解したのです。

 

「小動物たちのお話を聞く仕事をする」

「怖さもあるけど、心に従って生きることにする」

「私、決断します!」

 

フクロウは、安定した仕事を辞めて、

新しい心が温かくなる仕事を始めることに

しました。

 

もちろん、収入は下がりますし、慣れるまでは

見習いなので、大変な想いもします。

 

それでも、フクロウは、心に従って生きることを

決断したのです。

 

これからどうなるかは、わかりませんでしたが、

フクロウに後悔はありませんでした。

 

それは、フクロウが心に従って生きると

決めたからに他なりません。

 

こんなとき、思考は、どうにか自分を守ろうと

必死に止めようとします。

 

その方法は本当に多岐にわたります。

多くの場合、この思考の止めこそが

真実と思い込んで、本当に行動を

止めてしまうのです。

 

これは、本当にもったいないです。

 

フクロウは、こうして新たな道を

開くことができました。

 

成果がでるのかどうか、そんなことは

誰にもわかりませんが、フクロウ自身が

納得した生き方をしていること、それこそが

大切なのだと思います。

 

フクロウは、あのとき話しをしにきてくれて、

生き方を変えるきっかけをくれたリスに

感謝をします。

 

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。