皆さま

 

過去の傷が原因で、今を生きるのが

大変だと感じている人もいらっしゃるかも

しれません。

 

私もそうですが、過去の傷を癒やして

転換していくと、今の人生が不思議と

生きやすくなっていくのですよね。

 

小動物の代表格リスが教えてくれました。

鳥かごの似合わないフクロウは登場

するのでしょうか。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「過去の傷はもう放っておかない物語」

~リスが傷を認めて歩み出す~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

リスは他のリスと関係を深めることが

できずにいます。

 

いろいろな出会いがありましたが、

どうしても表面的な付き合いしかできません。

 

リス自身、それを悪いとも思いませんでした。

 

「広く浅く付き合うのが僕のスタイル」

 

リスは、そう信じていたのです。

 

でも、信じているはずなのに、

他のリスと関係を深められない自分を

認めることができずにいました。

 

そんな自分をどこかで責めていることに

気がつくのです。

 

そう、本当はリス自身、他のリスと関係を

深めるのが怖くて怖くて仕方がなかったのです。

 

それは、リスの過去に原因がありました。

 

生まれてもまもなく、リスの両親は

リスを置いてどこかへ行ってしまったのです。

 

そのときの傷が今でも強くうずくのです。

 

だから、関係を深めたりなんてして、また

裏切られたらどうしようと、感じていました。

 

そんな状態じゃ、関係を深められなくて

当然かもしれません。

 

「広く浅く付き合うのが僕のスタイル」と

思い込んでいたリスでしたが、それは、

本当は、自分を守るための思い込み

だったのです。

 

そんなことに気がつけたとしても、

やっぱり、傷を癒やさないとなかなか

怖くて踏み出せなくて当然でもあります。

 

怖くてもどんどん行こうと、そんな

荒療治ができるようなら、それはそれで

いいかもしれません。

 

でも、怖ければ、ちょっとしたことで

傷が深まることもあるかと思います。

 

リスは、そうして、過去の傷と向き合い、

頼れることは頼って、癒やすことに決めました。

 

過去の傷は一瞬で癒やされることはありませんでしたが、

時間をかけて、ゆっくりと癒やすことができたのです。

 

そうすると、リスにとっての過去は不思議と

書き換わっていきます。

 

「あのことがあったからこそ、今の自分がある」

 

そんな風に感覚的に感じることが

できるようになっていったのです。

 

そうなると、今の自分も楽に活き活きと

生きられるようになっていきます。

 

怖かった関係を深めることも、時には

思い出されて怖い想いもしますが、最終的には

相手とも向き合うことができるようになりました。

 

今では、リスにも家族ができて、本当に

平凡な家族ではあると自嘲気味に言っていましたが、

リスはとても満足そうに日々を暮らすようになったのです。

 

「過去の傷を癒やすことができて」

「本当によかった」

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。