皆さま
自由に行動しにくくなると、もちろん
自然と不自由を感じやすくなります。
できれば、そんなに不自由を感じずに
生きられた方が、毎日幸せだなあと個人的に
思うのです。
そんなとき、どうするとよいのか
小動物の代表格リスが教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「自由に生きるには、心が大切だと知る物語」
~家の中のリス~
森の中にリスが住んでいました。
ここのところ森には、雨が降り続けていて、
リスをはじめとする小動物たちは、
家から出られずにいます。
リスは、そんな日々を不自由だと
感じていました。
自由に木の実を採りに行きたいし、
少し離れた森に住む家族にも会いたいし、
友だちのフクロウにも会いに行きたいのです。
でも、それが、なかなか叶わないこと、
それがリスには不自由で仕方ありません。
そうして、ぼんやりと家の窓から
リスが外を眺めていると、お隣の
おばあちゃんリスが、窓越しに話しかけて
きました。
「ずっと雨が降っていて、出かけられなくて大変ね」
「私は足が痛いから、晴れていても簡単に出かけられないから」
「こうして、家にいながら、いろんなことを想像して」
「どこかに出かけたつもりになって、絵を描いてみたり」
「そう、心だけは、自由にいられるからね」
そう言って、おばあちゃんリスは、自分が描いた
絵をリスに見せてくれたのです。
そこには、どこの森かわかりませんが、
どこまでも広がる木々が描かれていました。
その絵を見たリスは、なんだか自由に生きる
意味を感じ取ることができたように思ったのです。
「そうか、自由に生きるのに大切なのは、心だったんだ」
こうして、それからもしばらく続いた
森の雨、その中で、リスは、心を自由にして
幸せに生きることを選択しました。
「おばあちゃんリスさん、教えてくれて」
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。