皆さま
「やりたいことをやろう」と言われることも
多いですが、「やりたいことがないんです」
という方も同じくらい多いのです。
「やりたいことをやって幸せになる」
それはたしかに、その通りだとも思います。
でもそうすると、やりたいことがない人は
焦りやすくなります。
「やりたいことがないと幸せになれないの?」と、
大切なのは探し方だったりするのですね。
小動物の代表格リスが教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「やりたいことがなくても焦らず進む物語」
~リスの焦りが落ち着いてゆく~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、やりたいことがなくて
ただただ生きていることに不満を
感じていたのです。
そうして焦りを感じてさえいます。
「どうして、やりたいことがないんだ」
「やりたいことがない」
「どうしよう」
「みんなは見つけているのに」
そうして焦ってリスも過ごしていますが、
やりたいことが見つかるわけでも
ありませんでした。
なんだかもう嫌になっているのです。
リスは、なんだか落ち着かず
お散歩山登りへ出かけました。
「歩いているうちに、やりたいことでも」
「見つかればいいなあ」
そんなリスの気持ちとは裏腹に、
山頂付近まできても、リスの
やりたいことは見つかることはなかったのです。
そうして、リスは、山頂にたどり着きます。
「山頂に着いたぞー」
リスは、山頂で身体を伸ばしました。
すると、スーッと大きな風が吹きます。
リスの身体は、とても気持ちよく
風に吹かれるのです。
「あ、気持ちがいいな」
リスは山頂から眼前に広がる
景色を眺めていました。
「綺麗な景色だな」
リスの気持ちはスーッと爽やかに
なっていった気がします。
そこで、リスは気が付いたのです。
「あ、このお散歩山登り」
「とても気分がよくなる」
「これ、やりたいこと」
「に間違いないな」
リスは、そこで、自分がすでに
やりたいことをやっていたことに
気が付きました。
ずっと、もっとリスは特別なことを
しなくてはいけないと思い込んでいたのです。
まずは、とっても身近なところに
やりたいことが転がっていることに
気が付く必要があったのかもしれません。
それを皮切りに、リスは、少しずつ
自分のやりたいことを広げていって、
多くの時間を使うようになっていきました。
すると、不思議と、自分がやりたいことを
やっているという自覚が芽生えるようにも
なっていくのです。
それと同時に、幸せな気持ちも大きく
なっていることに気が付きました。
リスは、日常にあったやりたいことに
気が付くことで、どんどんと幸せに
なっていくことができたのです。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。