皆さま
段々と人間的な成長を進めていくと、
嫌なことは起きないと思う段階があったりします。
成長したから、嫌なことが起きないのではなく、
嫌なことが起きたとしても、それを淡々とこなせるように
なるということなのですね。
この違い大きかったりします。
詳しくは鳥かごの似合わないフクロウに
譲ろうと思います。
小動物の代表格リスは登場するのでしょうか。
続きは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「法則を知って、嫌なことも冷静に対処する物語」
~フクロウカウンセラーがやってのける~
森の中にフクロウが住んでいました。
フクロウは、森の中で
小動物や鳥たちの悩みなどの
相談を受けるカウンセラーのお仕事を
しています。
フクロウもいろいろと小さい頃からの
経験などを活かして、困っている小動物や
鳥たちのお役に立てると思って、
カウンセラーの仕事を始めたのです。
フクロウもそうして、相談を受ける立場にも
なっていったこともあり、もう自分には
嫌なことは起きないと思っていました。
「ここまで成長したのだから」
「きっと、もう嫌なことなど起きない」
でも、そんなことはありません。
フクロウにも、嫌だなと思うことは
起きました。
森の中を飛んでいて、羽先をぶつけて
痛めることもあります。
思いも寄らない相談者に、心を
痛めることもあります。
夕食に食べようと森の中で狩りをしても、
一向に獲れないこともあります。
家族と喧嘩をすることもあります。
フクロウは、不思議に思いました。
「ここまでやってきたのに」
「なんで、嫌なことが起きるの?」
フクロウは、夜な夜な丸く大きく
輝く月にそう聞くのです。
「嫌なことは起きるよ」
「でもね、それをどう捉えるかが」
「大切なんだよ」
それが月からの答えなのかは
ハッキリしませんが、フクロウには
たしかに聞こえました。
「そうだったのか」
「もう、嫌なことは起きないと思っていた」
「どう、捉えて対処するかが大切」
フクロウは、そうして理解を
していきます。
そうして、嫌なことが起きたとき、
フクロウは、頭で考え続けるのではなく、
実践を繰り返していきました。
それは、嫌なことの中には、
逆に自分にとっていいことも隠れています。
さらには、そこに自分の不要な思い込みも
隠れています。
道しるべになるようなお知らせだって
隠れているのです。
フクロウは、そうして、少しずつ
そのことを腑に落としていきました。
それから、フクロウは、嫌なことが起きたとしても
「今度はどんなパターンだろう?」と
冷静に対処できるようになっていくのです。
これこそが、もしかしたら大きな成長、
魂の成長と言えるのかもしれません。
フクロウは、そのことを知ることが
できたことを心から感謝しました。
「ありがとう」
さらには、そうしてフクロウが成長することで、
相談に訪れる小動物や鳥たちにも、
一歩先のアドバイスを贈れるようになったのです。
相談者からも感謝をされることが
増えていきました。
「フクロウさん、ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。