皆さま
幸せに生きていくために、知識を
付けることもとても大事だと思います。
でも、もっと大切なのは自分だけの体験です。
それこそが、人様の心に響くお宝に
なっていくと思うのですね。
人様の心に響くために体験するわけでは
ありませんが、響くのは魂さんが求めている
からかもしれませんね。
鳥かごの似合わないフクロウが
教えてくれました。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「自分の体験こそ人生の宝と知る物語」
~フクロウカウンセラー~
森の中にフクロウが住んでいました。
フクロウは、森の奥の方で
小動物や鳥たちのために
カウンセラーのようなお仕事を
しています。
いろいろな悩みを抱えた動物が
相談をしにフクロウのもとを訪れます。
最初のうちは、たくさんの動物が
フクロウのもとを訪れました。
でも、なかなか続けて悩みを相談しに
くる動物は少なかったのです。
実は、そのころのフクロウは、たくさんの
悩みに対応する知識は豊富でした。
だから、悩みに対して、その知識を
使って答えていたのです。
でも、あるとき、リスがやってきて
フクロウは言われました。
「フクロウさんは知識は豊富です」
「でも、本当に体験したことないのでは」
t「ないですか?」
フクロウにとっては、その言葉はとても
心に刺さりました。
図星だったからです。
フクロウは勉強すること、学ぶことは
得意中の得意でした。
それで、よしとしていたのです。
それから、フクロウは、
「自分の経験をしたことを話していこう」と
勇気を出して、決めました。
フクロウの持つ、鳥としての弱みや
心の隙間、鳥らしさ、自分の想い、
そんなことをありのままに、表現するように
なったのです。
見る動物からすると、それが頼りなく見えたり
物足りなく感じるかもしれません。
でも、実際は違いました。
「本当に体験したこと」
そのリアルさが、相談にくる動物たちの
心にストレートに響いたのです。
それから、フクロウは、不思議と
人気のカウンセラーへと変化していきました。
フクロウは、あのとき、強い言葉をかけてくれた
リスに感謝をします。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。