皆さま
純粋な想いって誰にもあります。
でも、大人になっていくと、どこかで
薄れていってしまいます。
でも、やっぱり、原動力って純粋な
想いだと思うのですよね。
そんなことを小動物の代表格リスが
教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「純粋な想いを大切にして生きていく物語」
~リスの親子~
森の中にリスが住んでいました。
リスの親子がご飯を食べています。
リスのご飯は、木の実を加工した
食品でした。
昔は、リスも木の実をそのまま食べて
いましたが、効率化や保存ができるなどを
考えられて、加工食品が主流となって
いったのです。
なのでか、リスの前歯は木の実の皮を
剥くこともなくなったので、ずいぶんと
退化しているようにも見えます。
今日もリスの親子は、木の実でできた
加工食品を食べていました。
すると、リスの子が食べるのをやめて
しまったのです。
リスの親は、子に食べるように
促しました。
でも、リスの子は、この木の実の
加工食品を食べたくなくなったのです。
「お母さん、僕、自然の木の実を食べたい」
リスの親は、驚きました。
それは、リスの子がそんな自然の木の実を
知っているとは思わなかったからです。
実際、木の実は加工用にたくさん収穫されていて、
自然の木の実を手に入れるのは大変なことでした。
「自然の木の実なんて手に入らないのよ」
リスの親は、子を諭しました。
でも、リスの子の純粋な想いを
止めることはできません。
リスの親は、子のために自然な木の実を
探しにいきました。
リスの親は山登りをして、ようやく
自然の木の実を見つけることができたのです。
リスの親子は、自然の木の実を食べました。
リスの子にとっても念願です。
「やっぱり、美味しいよ」
リスの子は、自然の木の実の味を
楽しむことができました。
それから、自然の木の実を食べていくと
リスの子は、どんどんと元気になって
いったのです。
リスの親も、そんな姿を見て
うれしく感じました。
「純粋な想いって大切だわね」
「教えてくれてありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。