皆さま
いろいろと学びを深めていくと
「感情を出さないようにしよう」と
感じる人が多いようです。
たしかに、悟りを開くってそんな
イメージもあるじゃないですか。
さらには、私のブログを読んでくれている人たちは、
真面目で優しい人が多いと思います。
どうしても自分の感情を後回しにして、
他の人を優先してあげたりしてしまうところ、
あったりしますよね。
なので、そんなとき、どうしたらいいか
小動物の代表格リスが教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「感情を出すことが楽に生きる近道な物語」
~リスの感情~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、いろいろと心のことを
学んだりして、幸せに生きていこうと
しているのです。
でも、ある癖のようなものがあります。
それが、感情を抑えることです。
もう、それは昔からの癖になっていました。
「とにかく我慢すればいい」
「そうすれば丸く収まる」
そうして、どこかで自分の感情を抑えて
なんでもなかったように過ごすことが、
悟ったリスだと信じ込んでいたのです。
だから、嫌なことがあっても、平気な
ふりをします。
そのうちに、リスには黒いものが
溜まっていったのです。
あるとき、リスは、お腹の中が
何も食べていなのにパンパンに
膨らんでいることに気が付きます。
そのとき、リスは、思い当たる節が
あったのです。
「ずっと、溜め込んできた感情だ」
なんだかリスは苦しくなってきました。
「いや、もう溜められない」
「もう、吐き出そう」
リスは、そうすることを決意したのです。
それからリスは、嫌なことがあれば、
「嫌だ」と感じ、直接相手に伝えにくいときは、
それを吐き出す場を設けるようにしました。
怒りを感じるようなことがあれば、
しっかりと怒りを出すようにしたのです。
いきなり怒り出したら、いろいろとこのリス社会でも
難しい部分があったので、家に帰ってから
誰も見ていないところで感情を吐き出すように
していきました。
すると、リスのお腹はみるみるうちに
へっこんでいきました。
重かった身体も、少しずつ軽快さを
取り戻していくのです。
「あ、軽くなった」
リスは、それから自分のために
悟ったリスを目指すのではなく、
しっかりと感じた感情を感じて、吐き出す
リスへとなっていきました。
「こっちの生き方の方が楽だな」
リスは、そう実感したのです。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。