皆さま
何かを始めてみたいなあって、思っていると
気になることって出てくるかと思います。
お腹のあたりが気になっていたら、
スポーツクラブやヨガのチラシを見て
気になったりするじゃないですか。
でも、どうしても気になっても、理由を
付けて辞めたくなるのが私たちの性ですよね。
そんなとき、どうすると、この先、
幸せに生きられるのでしょう。
そんなことを小動物の代表格リスが
教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
-----------------------------------------------------------------------------
「気になったら気軽にやってみればいい物語」
~リスの腰が軽くなる~
森の中にリスが住んでいました。
リスには、気になっていることが
あります。
近頃、気候が変わったこともあり、
お散歩や山登りに行けなくなって
しまったのです。
なので、リスの身体が少し、
ふくよかになってきました。
リスは、そのことを気にしています。
だから、実は、近所にリス専用の
室内アスレチックができていることも
気が付いてはいます。
ちょっと通ってみようかなとも感じて
いました。
でも、リスの腰は今まで通り重いのです。
「行って、効果が出なかったらどうしよう」
「近所のリスに見られて、恥ずかしい思いをしないか」
「どうせ、通わなくなるのではないか」
「続けられるか心配だ」
「お金をかけて無駄になったら、困るな」
「スタッフのリスに会って話すの嫌だなあ」
あれこれ考えてリスは、行きたくない
理由を探し出すのです。
でも、リスは改めて振り返ります。
そうして、せっかくの機会を逃したりして、
今まで後悔することが多かったことを
思い出しています。
「あー、あのときやっておけばよかった」
これがリスの口癖でもあったのです。
リスは、首を大きく左右に振って、
考え直すことにしました。
「よし、ダメでもいいからやってみよう」
なぜだか、リスは、風に乗っているかのように
そんな風に思うことができたのです。
「気になったらやってみよう」
そうして、リスは、室内アスレチックの
見学へと行動を移しました。
すると、不思議なほどに心配していたことは
ほとんど起きることもなかったのです。
起きたとしても、まあ、それもそれかあと
感じるようになっていきました。
室内アスレチックにしても、「痩せなくてはいけない」と
リス自身、追い込むことはしません。
室内アスレチックを楽しんでいるうちに、
気が付いたら、身体が引き締まっていったに
過ぎないのです。
「あー、あのとき、勇気を出して」
「室内アスレチックの見学に行って」
「本当に良かった」
そうして、リスは、こうして身軽に、
ちょっと気になったことも気軽に
やってみる大切さを身を持って
学ぶことができました。
リスは、今日も室内アスレチックで
素早く、身軽に動き続けて、汗を流すのです。
【終わり】
-------------------------------------------------------------------
執筆依頼なども承っております。
-------------------------------------------------------------------
この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。