皆さま
人や世間、誰が何と言っても
自分の心に沿って生きていきたものです。
これは、頑固になりましょうということが
言いたいわけではないですからね。
そんなことを小動物の代表格リスが
教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「誰が何と言おうと自分の心に沿って生きる物語」
~リスの大いなる勘違い~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、仕事をしています。
リスの仕事は、木の実を小動物たちに
配達をする仕事でした。
リスは、毎日のように木の実の配達を
しています。
もちろん、お休みの日もありましたが、
朝から晩まで働くのです。
どうして、リスがそんなに働くのかと言えば、
「一生懸命に働き続けて、お金を稼ぎ続けなくてはいけない」
そう信じていました。
でも、それは、リス自身の心の声とは
異なるものです。
「親が言っていた」
「先生が言っていた」
「近所のおじさんリスが言っていた」
「ラジオから流れてきた」
「世間がそう言っている気がする」
そう、どれもが、リス自身が
言っていたわけではないのです。
第三者が言っていただけでした。
でも、不思議とリスは、それこそが
正解だと信じて今まで生き続けてきたのです。
でも、ある日、リスがいつものように
木の実を配達していると、胸のあたりが
ズキズキと痛みました。
すると、リスの心の声が聞こえて
きました。
「もう、そんなに働きたくないよ」
「もう少し自分を労わって」
「休ませてほしいよ」
「週6日も働くのではなくて、週4日くらいが丁度よいよ」
リスはビックリしました。
でも、それが偽物の声だとは
不思議と思えなかったのです。
「これが、僕の心の声・・・」
リスは、その心の声が聞こえてから、
「本当にこんなに働きたいのか」
「それは、自分が望んでいるのか」
考えることにしました。
それで、やっぱり、出てきた答えは、
「もっと自分を労わりながら働きたい」
ということだったのです。
自分の本音だと思っていた
「一生懸命に働き続けて、お金を稼ぎ続けなくてはいけない」
というのは、思い込んでいたに過ぎないことに
気が付きました。
「あ、刷り込まれていたんだ」
気が付いてからのリスは、早かったです。
自分で、働くペースを調整できる
仕事に就いて、労わりながら働くことを
始めました。
すると、身体も心も安心安全な状態に
近づいて、心地よく日々を過ごすことが
できるようになったのです。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。