皆さま
近頃、強烈過ぎる気づきが訪れました。
これは、もしかしたら、私と同じように
どこかで勘違いをして苦しんでいる人が
いるかもしれないと思い、物語にしました。
小動物の代表格リスが教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウは、
登場するのでしょうか。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「身動きが取れない理由は、心ではなく頭だったと知る物語」
~リスの大きすぎる気付き~
森の中にリスが住んでいました。
リスは、やりたいけど不安で
身動きが取れないことがあります。
本当は、体の弱ったリスのための
カフェを開業しようと思っているのです。
固い木の実を消化するのが大変な
リスたちに、柔らかくして、食べやすくて
美味しい木の実を出そうと考えています。
でも、うまくいのか、自分にできるのか
とても不安だったのです。
でも、たしかにそんな風に身体の弱った
リスのために何かしたいという気持ちは
本当のようでした。
リスは、考えました。
そうして、リスは頭で考えてみると、
頭ではどんどん進みたいんだと
思うのです。
だから、勝手にリスは、心が怖がっていると
信じていきました。
リスは、頭で考えて、心を説得しようと試みます。
「大丈夫だよ」
「きっと、僕ならできるから」
「身体の弱ったリスに喜んでもらえるさ」
「安心して進もうよ」
リスは、不安になる度に頭から
心にそうしてメッセージを送ります。
でも、一向にその不安はなくなりませんでした。
リスは、その答えがわからずにいます。
そうして、リスは、ある日の夜、何気なく
月に向かって、
「なぜ、不安がなくならないの?」と
聞いて、そのまま眠りました。
すると、眠っている間に、何やら月が
何かを教えてくれたのです。
「リスさん、勘違いしているよ」
「リスさん、思い込んでいるよ」
「リスさんの心から思っていること」
「身体の弱ったリスのために何かしたい」
「それは、本物だって気が付いているよね」
「それで、不安だとあれこれ感じているのも」
「心だって思っているよね?」
「リスさん、そこが大きな勘違いだったんだ」
「不安だと感じているのは、正しく頭なんだよ」
「リスさんは頭で考えて、頭に向かって」
「メッセージを送り続けていたんだ」
「リスさんの心は、やりたいことに」
「真っすぐ進んでやり切りたい」
「ただ、それだけみたいだよ」
リスは、眠りながら、ひっくり返るような
衝撃を受けました。
「え!え!」
「逆だったの!」
リスは、それから目を覚まして
あまりの強烈なメッセージで、
完全に腑に落ちていきます。
リスは、頭で考えすぎて、この不安は
心からきていると信じていました。
でも、本当に不安に感じているのは、
頭そのものだったのです。
心は勇敢でした。
ただただ純粋だったのです。
リスは、あまりに大きすぎる気付きに
しばらく動けずにいました。
でも、それに気が付き、
「そうだったのか」と前に進むことに
したのです。
頭から頭にメッセージを送る必要が
なくなったからです。
心から頭にメッセージを送ればいいと
気が付いたからです。
それは、とてつもない気づきでした。
それこそが、自分の心に沿って
生きるということなのだと思います。
リスは、本当に教えてくれた
月に感謝をしました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。