皆さま
「幸せだなあ」って思えたり、
呟けたりすることって、とても
素敵なことだと思います。
そこまでやってきたら、なんか
自然と、もう少し次の段階に
いってみたいなあって、ワクワク
してきたりします。
よし、飛躍していきましょう。
そんなことを小動物の代表格リスが
教えてくれました。
鳥かごの似合わないフクロウも
登場するようです。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「幸せを感じたら、いよいよ飛躍していく物語」
~リスの準備が整う~
森の中にリスが住んでいました。
リスが今まで生きてきて、いろいろと
あったのです。
どちらかと言うと、ネガティブと感じる
出来事が多くあったように感じています。
でも、ここまで生きてきました。
それらを時には、放っておいて
大変な目にも遭いましたが、
ようやく、
「あー、自分にはそれらの体験が必要だったんだ」と
腑に落ちたのです。
「すでに幸せだったんだなあ」
リスは、こうして生きてきたことで
そんな大切なことに気が付くことが
できました。
そうして満足をして生きている時、
リスはフクロウと出会うのです。
フクロウは、短めにわかりやすく
リスに大切なことを伝えました。
「幸せを感じているようじゃな」
「もう、リスさんは、飛躍する」
「タイミングがきているんじゃなかろうか」
「いつでも飛び立てばいいさ」
フクロウは、そのまま自分が
飛び立って行ってしまいます。
リスは、あまりの出来事にぽかんと
口を開けていました。
「飛び立つか・・・」
実際、幸せを感じてきているリスには
いろいろなお誘いやお話しがやってきて
いたのです。
「うちの会社で、配達の仕事をしてくれないか?」
「ビジネススクールをやっているから、学んでみないか?」
「資格を取って活躍してみないか?」
「これだけ稼げるから、営業の仕事をしてみないか?」
でも、どれもリスにとってしっくり
きませんでした。
それから、少し経つと
リスは、自分の幼少期を思いだしていました。
「そういえば、両親がいなくて寂しい思いをしたな」
「そんな思いをする小さなリスが減っていくといいな」
「小さなリスが安心して暮らせる社会を作りたいな」
リスは、ふとそんな自分にはあるとも
思っていなかった、望みに気が付いたのです。
そうして、リスは、
勉強をしたり、必要な情報を集めて、
いろいろなリスに会って話を聞きました。
不思議なことに、リスは、そうした
小さなリスたちが集まれるような
施設で働く機会に恵まれるのです。
「よし、これは飛躍していくチャンスだ」
リスは、その世界に飛び込みます。
自分の望みに合った、世界です。
怖いけどそんなときは進みます。
そうして、辛いことや勇気を出す必要が
あることもありましたが、そこで立派に
経験を積んでいきました。
同時に、経営のことも運よく学ぶことが
できたのです。
リスは、それらを経て、
「よりよい環境で働ける場所」
「小さいリスたちが安心して過ごせる場所」
そんな理想とする施設を運営することが
できるようになりました。
リスは、一見一気に飛躍したように
見えますが、一歩一歩小さな階段を
登って、そこにたどり着いたのです。
幸せになっていくときにも、大きな一歩が
必要だったりします。
幸せだと感じてからも、大きな一歩が
必要だったりします。
その繰り返しで、どんどんと幸せなステージを
上げることができるのだと思います。
上げることで、多くのリスたちに影響を
与えることだってできるようになるわけですね。
リスは、あのとき、大切なことを
短いながら教えてくれたフクロウに
感謝をしました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。