皆さま

 

人のお役に立ってみたいとか、

社会の役に立ってみたいとか、

そうしたとても尊いことをお考えの方たちが、

いらっしゃるかと思います。

 

でも、何から一体したらいいの?

特別なことをしなくちゃいけないの?

 

そんな風に、考えて尻込みして

しまったりするようなのですね。

 

でもですね、できることから

初めてみると、それが不思議と

大きくなっていったりもします。

 

そんなことを小動物の代表格リスが

教えてくれました。

 

鳥かごの似合わないフクロウは

登場しないようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「人のお役に立ちたいと思ったら、できることからやってみる物語」

~リスの趣味~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

リスは、幸せに日々を過ごしています。

 

そんな中、リスは

「もっと、他のリスたちの役に立ってみたい」

そんな風に思うようになったのです。

 

でも、リスには、特にそんな経験も

思い付きませんでしたし、特別な

資格もありませんでした。

 

なので、なかなかそんな他の

リスの役に立てると実感できる

お仕事に就くことは難しいと

感じていたのです。

 

だから、そんな思いはあるものの

どこかで諦めてもいました。

 

そんなある日、リスが、お散歩なのか

山登りなのか、家から出かけようと

外に出ると、年老いたリスがいるのです。

 

年老いたリスは、このリスに道を

尋ねました。

 

その場所は、リスも良く行く様々な

木の実を買うことができる、木の実ショップ

です。

 

だから、道を教えることもできます。

 

でも、リスは、ここで年老いたリスを

手伝ってあげたくなるのです。

 

「その木の実ショップなら、ご案内できますよ」

「他に何かお手伝いできますか?」

 

どうやら、年老いたリスは、足が悪く

ここまで歩いてきて、ずいぶんと

疲れていたようでした。

 

そこで、リスは、肩を貸してあげ、

一緒に木の実ショップへ案内して

あげたのです。

 

その道中、リスは年老いたリスと

いろいろなお話しをしました。

 

不思議とリスは聞き上手で、年老いた

リスのお話しを聞いてあげているのです。

 

そうして、木の実ショップへ着くと

年老いたリスは、リスにとても感謝をしました。

 

「本当に、ありがとう」

「あなたのおかげで助かったわ」

「お礼にあなたに木の実をプレゼントするわ」

 

そう言って、年老いたリスは、リスに

木の実をひとつプレゼントしてくれました。

 

リスは、ただただ、自分のしたいように

年老いたリスを案内しただけでしたが、

とても喜ばれて、プレゼントまでもらったのです。

 

それ以上に、リスは、他のリスのお役に

立てたことを、自分自身、とても喜んでいました。

 

リスは、どこかで、他のリスのお役にたつためには

何か特別なことができる必要があると信じ込んでいましたし、

それを仕事にできなくてはいけないとも思いこんでいたのです。

 

でも、リスには、こうして、他のリスのために

お役に立つできることが充分にありました。

 

ただ、それを見つけて、ただただ行うだけで

よかったのです。

 

そのことで、リスの心や魂は何かで

満たされていくことになりました。

 

リスは、逆に道を聞いてくれた

年老いたリスに感謝をします。

 

「ありがとうございました」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。