皆さま

 

自分の心、魂からやりたいと

思っていることを見つけると、

一気に幸せ街道まっしぐらに

なるのだと、経験を通して感じます。

 

それを探すには、自分にとって

適切なタイミングがあると思います。

 

そんなタイミングを逃さずに、しっかりと

掴み取っていきたいですよね。

 

そのコツを小動物の代表格リスが

教えてくれました。

 

鳥かごの似合わないフクロウも

登場するようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「やりたいことを探す時間を与えられていると知る物語」

~リスが向き合う時間~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

リスは、ずっと木の実を配達する

仕事に就いています。

 

せっせと毎日、リスは木の実を

運んでいたのです。

 

でも、ある日をきっかけに、

森の中は変化してきました。

 

大雨が降り、なかなか止まなく

なってしまったのです。

 

そのせいで、土だった地面が

水浸しになり、木の実を配達することが

できなくなりました。

 

自動的にリスの木の実の配達は、

お休みになったのです。

 

来る日も来る日も仕事が再開

されませんでした。

 

最初は、そのうち元に戻るだろうと

思っていたリスでしたが、雨が止んでも

なかなか地面は復旧されません。

 

ずいぶんと長い時間がかかると

わかったのです。

 

リスは、変わってしまった森の中を

ぼんやりと見つめていました。

 

「僕の本当にやりたいこってなんだろう?」

 

リスは、誰に言われるわけでもなく、

仕事がお休みになったことをきっかけに

そんなことを考えるようになったのです。

 

「本当にやりたいこと」

 

考えたところで、すぐに答えは

でませんでした。

 

普段のリスなら、仕事が始まれば

そんなことを考えることは止めてしまって

います。

 

でも、今回は、そのお休みはいつまで

続くかわかりませんでした。

 

だから、来る日も来る日も

「本当にやりたいこと」について

考えたのです。

 

答えは急に現れました。

 

その日も雨で、森の中は水浸しに

なっていたのです。

 

すると、リスの家に、羽を濡らした

フクロウがやってきたのです。

 

どうやら、フクロウは、雨に打たれ続け

飛べなくなり、途方に暮れてリスの家に

辿り着きました。

 

フクロウは、とても困っているようです。

 

リスもリスで、少し驚きましたが、

フクロウを家に招き入れて、

羽が乾くまで、休んでいってもらうことに

しました。

 

そのときに、リスには電流が走ったのです。

 

「僕がやりたかったのは、これだ」

 

そう、リスにとってやりたかったのは、

「今、困っている小動物や鳥のお手伝いをすること」

だったのです。

 

「困っている動物たちのサポートをして」

「それを実感したい」

 

それが、リスの本当にやりたかったこと

だったのです。

 

リスは、フクロウが段々と羽が乾き

元気を取り戻す変化を見て、そうなのだと

確信をしました。

 

フクロウは、元気になって、リスに

とても深々とお礼をしています。

 

そうして、久方ぶりに晴れたその日に

フクロウは、リスの家を後にしました。

 

「あー、これだったんだ」

「これからも、僕は困っている動物たちのために」

「サポートをしていく仕事をしよう」

 

そうして、リスは、本当にやりたいことの

真髄に気が付いたのです。

 

それから、リスは、再開できない

木の実の配達の仕事を辞めて、

水浸しの森を移動できる木でできた

船を造りました。

 

その船で、リスは、自由に身動きができない

年老いた小動物や、鳥たちの移動を手伝ったり、

買い物に連れて行ってあげたりするように

なったのです。

 

それはそれは、リスは、身体の不自由な

動物たちから感謝をされました。

 

リスもやりたいことをやっているので、

そのことが苦にもなりません。

 

感謝をされるたびに、リスは、さらなる

やりがいを感じ、幸せを感じ、生きることが

できるようになったのです。

 

リスは、あのとき、働くことができなくなり、

自分と向き合う多くの時間ができたことに、

感謝をしました。

 

「大切なことに出会わせてくれて」

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。