皆さま

 

どうしたら得をするのか、

どうしたらうまくいくのか、

そう考えるのもひとつの方法です。

 

でも、私の体験からいくと、自分の心に

従って生きていくとうまくいくことが

圧倒的に多いと思います。

 

そんなことを小動物の代表格リスが

教えてくれました。

 

鳥かごの似合わないフクロウは

登場しないようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「自分の心に従って生きるのが、間違いない物語」

~リスの新たな旅立ち~

 

森の中にリスが住んでいました。

 

リスは、仕事もしています。

毎日、木の実の皮を剥く工場で、

せっせと皮剥きの仕事をしているのです。

 

長年リスはその工場で勤めていますが、

最近になって、挑戦してみたい仕事が

出てきました。

 

リスの主食である木の実を

柔らかく加工して、それをお弁当として

販売したいと思っていたのです。

 

しかも、そのお弁当は、身体が

不自由だったりして、自由に買い物に

出かけられないリスの家に届けられたら

いいと考えました。

 

木の実のお弁当宅配サービスです。

 

リスは、料理も好きだし、お散歩や

山登りで鍛えた強靭な足腰も

持っていたのです。

 

そうして、何よりも、リスは

「多くのリスのお役に立っていると実感できる仕事」に

就きたいと感じたいと心の底から

望んでいるのです。

 

リスの今働く工場には、リスの

同僚もいます。

 

同僚とお昼休みに話しているときに、

新しい仕事に挑戦しようか考えている

ことを話しました。

 

リスの同僚たちは、反対こそしませんでしたが、

「上司にバレないように、こっそり準備した方がいい」

と、なぜだか口を揃えて言うのです。

 

どうやら、真面目に言ってしまうと、

リスに不利益なことが降りかかると

いうことらしいのです。

 

でも、リスにはしっくりきませんでした。

 

やっぱり、今まで長年お世話になった工場です。

 

「言わないほうが得なのか」と

考えもしました。

 

でも、リスは、心に従うことにしたのです。

「誠実に話してみよう」

 

リスは、心が言っていることを

実行することにしたのです。

 

工場の上司にも、「新しい仕事に向けて準備しています」

「準備ができ次第、退職したいと思います」

リスは、自分に正直でありたかったのです。

 

「もしかしたら、仕事が与えられなくなるかな」

など、少しの不安もありました。

 

でも、それよりも嫌だったのは、自分の心に

嘘をつくことだったのです。

 

リスの同僚たちは、口を揃えて、「馬鹿だなあ」と

言いました。

 

でも、リスは、気にしなかったのです。

 

リスは工場で真面目にコツコツと

働きながら、自分がやりたいことの準備を

進めていきました。

 

そうして、リスの新しい仕事の準備が

整ったのです。

 

リスは、いよいよだと思いながら、

それでも、きちんと今の工場での

仕事も続けました。

 

それから、リスは、上司たちにも

「仕事の準備ができたので、退職したい」と

その旨伝えるのです。

 

リスの胸のうちには、ちょっとした

嫌味でも言われるかもしれないなと

いう、思いもありました。

 

でも、上司たちは口を揃えて、

「おめでとう!」

「よかったな!」

そう言って、リスの肩をポンと叩いて

くれたのです。

 

「もちろん、君がいなくなるのは、残念だがね」

 

リスが、誠実に対応していたことが

原因なのか、心に従っていたからなのか、

上司たちもとても、心からの言葉をくれたのです。

 

なんだか、そんな上司たちの対応に

リスの胸は熱くなりました。

 

「ありがたいなあ」

 

そうして、リスは、退職をするその日まで

手を抜くことなく、木の実の皮を剥き続けます。

 

工場での仕事の最終日でも、リスは、

快く送り出してもらうことができました。

 

それから、リスは、自分の心が望む

仕事を始めることもできます。

 

やっぱり、心に従って始めたことでも

あるので、もちろん、紆余曲折ありましたが、

少しずつ、仕事としても軌道に乗っていきました。

 

リスは、そのとき、

「あー、やっぱり、心に従って生きてきて」

「本当に良かった」

そう実感せずにはいられませんでした。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。