皆さま

 

私のブログを読んでくれる人の多くは、

本当に成長意欲の高い人が多いと

実感しております。

(コメントやメッセージを読んで感じています)

 

そんな成長意欲の高い、とても尊い存在である

人たちが気を付けたいことがあるのだと

私も経験を通じて感じています。

 

今回はそれをリスが教えてくれました。

鳥かごの似合わないフクロウも登場します。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「成長意欲高いあなたが気を付けたい物語」

~生真面目なリスが気を付けたいこと~

 

「幸せに生きていきたい」と決めた

リスが森の中に住んでいました。

 

リスは、様々な学びを行って、段々と

楽に生きられるようになってきた

気がしています。

 

このリスは、もともととても生真面目な

性格です。

 

やっぱり、幸せになりたいとか、成長したいと

思うリスは、どうしたって、真面目だったり

します。

 

それは、決して悪いことなどではありません。

志の高い、とても尊い存在なのです。

 

でも、真面目過ぎると、ちょっと

ストイックになり過ぎてしまいます。

 

この日もリスは、お散歩をしていて

すれ違う小動物たちに挨拶を

していきました。

 

大抵の場合、挨拶が返ってきますが、

ときには、返事をしない小動物も

いたりします。

 

その理由はわかりませんが、そんなとき、

リスも少しイライラしてしまったり、

「なんだよ!」

「返事もしないで!」

と、少しネガティブな感情が湧いてきます。

 

そんなとき、成長意欲著しいこのリスは、

「あー、ダメダメだ!」

「こんなときも平常心でいなくては!」

「こんなネガティブな感情が湧いてるようじゃまだまだだ!」

などと、そんな自分に厳しくして

しまうのです。

 

「どんなときもポジティブでいるのだ」

 

そう、成長意欲の高いリスは、

そんな風に感じてしまいます。

 

だから、実は、幸せに生きていて、

楽に生きているようで、とても疲れて

しまうのです。

 

「悪い言葉を使ってはいけない!」

「良い言葉を言い続けなくては!」

 

そうして、自分で自分を厳しく

律してしまいます。

 

リスは、それでも、そのことで

自分が疲れているなんて思いも

寄りません。

 

「自分のがんばりが足りない」

 

とまで、思ってしまうのです。

 

そんなとき、リスが趣味の山登りを

していました。

 

山頂の近くまで登ってくると、

そこには、フクロウが待っていたのです。

 

山頂には、フクロウとリスだけに

なりました。

 

リスが、汗を拭きながら、フクロウに

大きな声で挨拶をします。

 

フクロウもそれに応えると、少しだけ

神妙な面持ちになって、話し始めました。

 

「リスさん、ちーとばかりがんばり過ぎてはしませんか」

「自分にはネガティブな部分があってはいけないと思ってやしませんか」

「リスさん、あなたは本当に成長意欲の高い」

「志も高い、立派なリスです」

「でもね、時には肩の力を抜いてあげてください」

「それこそも、もっとこの世の中を幸せに生きる方法ですじゃよ」

 

「しまった、と思ったこともこれからもあると思います」

「そんなときに」

「こんな風に自分に声を掛けてあげるといいですじゃよ」

 

「まあ、こんなこともあるさ」

「まあ、いいじゃない」

「まあまあまあ」

「まあ、そんな自分のなかなかいいじゃない」ってね、

 

「しまったなと思ったときこそ」

「あららって笑ってあげればいいんですじゃよ」

 

「そうすると、リスさんの気持ちも軽くなって」

「さらに、自己受容も高まるし、幸せに生きられるように」

「なるんじゃよ」

 

そうして、少し神妙だった面持ちを

グイっと笑顔に変えてフクロウは、そのまま

飛び立っていきました。

 

リスは、茫然としてフクロウの言葉を

聞いていましたが、とても図星過ぎて

自分のことを振り返っています。

 

「たしかに、がんばり過ぎてたな・・・」

 

「まあ、そんなこともあるさ」

「まあまあまあ」

 

「何だか、肩の力がスーッと抜けるな」

 

そうして、リスは、それからも

確かにネガティブな感情も湧いてきましたし、

他のリスより得したいなあとか、そんな

気持ちも湧いてきました。

 

でも、以前みたいにそれを頭ごなしに

否定するのをやめたのです。

 

その度に、「そんなこともあるさ」

「まあまあまあ」「いいじゃない」

そう自分に語り掛けてあげるように

しました。

 

すると、リスは、ずっとストイックに

なっていたことで、疲れていましたが、

さらに楽に幸せに生きられるように

なっていったのです。

 

リスは、大切なことを教えてくれた

フクロウに感謝をしました。

 

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。