皆さま

 

本当はやってみたいけど、

「絶対無理だ」「ロクなことにならない」

「痛い目に合う」「きっとしんどいだけだ」

こんな風に、頭がストップをかけてくること

あると思うのです。

 

たしかに、中には本当にやめた方が

いいことだってあります。

 

でも、心は知っているのですね。

 

そんな風に頭と心を切り分けて

生きていくと、さらに幸せになって

いけると思います。

 

「また、頭の方が言っているなあ」

「でも、心がこう言っているから進もう」

 

切り分けて生きると、進みやすいです。

 

そんなことを少女とお花が教えてくれました。

 

余談ですが、お散歩や山登りをしていると

花の写真を撮っている人がたくさんいます。

花には何か癒しの効果がありそうですね。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「頭と心を切り分けて生きると幸せに近づく物語」

~少女が花から教わる~

 

花や草木が生えている野原に

少女がいました。

 

少女は、小学校に通っています。

 

小学校で嫌なことや辛いことが

あると、いつもこの野原にやって

くるのです。

 

少女はお花が好きなのです。

 

少女は今日、学校で、

「将来の夢」についてみんなで

話しあいました。

 

少女は、目を輝かせながら

「お花屋さんになって、みんなに幸せを届けたい」

そうみんなの前で言ったのです。

 

でも、クラスの子たちからは、笑われて

しまいました。

 

「お花屋さんは大変なんだよ」

「お金の計算苦手なのに」

「そんなのできないよ」

 

少女は算数が苦手だったのです。

 

だからなのか、クラスの子たちは、

少女にそんな風に言いました。

 

先生は、そのことについて

クラスの子たちに注意をして、

少女の夢が傷つかないように

配慮してくれたのです。

 

でも、少女はとてもショックを

受けました。

 

がっかりしてしまったのです。

 

「私はお花屋さんになれないの」

「どうせできっこないさ」

 

そう思うと胸のあたりがキューっと

痛むような気がしました。

 

少女は、学校が終わると

いつもの野原に来たのです。

 

少女は、悲しげな表情を浮かべながら

お花を見ていました。

 

小さな手で、少女がお花の頭を

撫でるようにしています。

 

お花は上下に心地よさそうに

揺れていました。

 

「私はお花屋さんになりたいの」

「でも、クラスのみんなが無理だって」

「言ったの」

「それを聞いてね」

 

「それで、どう思ったの?」

 

なんと、お花が少女に話しかけて

きたのです。

 

少女は、驚く様子もなく自然と

答えていきました。

 

「どうせ、私にはできないって」

「そう思ったの」

「だから、お花屋さんになることは」

「あきらめようって」

 

「どうして、できないって思ったの?」

 

「だって、みんなが言うように」

「私は、計算も苦手だし・・・」

 

「それだけ?」

 

「う、うん」

「それじゃあ、ダメ?」

 

「ちょっと目を閉じてごらん」

 

少女は花の頭を撫でながら、

目を閉じました。

 

なぜだか少女はお腹の方から

暖かな感覚が湧きあがってきて

いるのです。

 

「暖かいなあ」

 

そう、それは、心からのお知らせ

でもありました。

 

「お花屋さんになって幸せを届けたいの」

 

心からの暖かな感覚は、そんな風に

少女に伝えてくるのです。

 

でも、頭の方からは、

「どうせできないよ」

そんなことも考えています。

 

どうしていいかわからなくなった

少女は、お花を撫でることに

集中していきます。

 

「頭で考えること、心が教えてくれること」

「どちらを大切にしたいの?」

 

お花がそう少女に問いかけます。

 

少女にとっては、少し難しく

感じましたが、感覚に従って

答えるのです。

 

「暖かい方」

 

それは、まさに少女が心から

望んでいることでした。

 

「お花屋さんになって幸せを届けたい」

 

「わたし、やっぱりお花屋さんになりたい」

 

少女は、そんな自分の想いを

しっかりと感じることができたのです。

 

我に返ったように、少女はお花を

撫でることをやめました。

 

お花はまだ、小刻みに上下に

揺れています。

 

少女のお腹はまだ、少し暖かさが

残っていました。

 

小さな手をお腹にあてています。

 

「お花さん、大切なことを教えてくれて」

「ありがとう」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。