皆さま

 

個性が尊重される時代と

聞いて、なんだか楽しそうだなと

思った人は、きっととても大切な

あなただけの個性を持っているはずです。

(どなたにも個性はありますが)

 

そんな個性をもっと自然に出して、

自由に楽に生きられたらいいですね。

 

今回は、そんなことを鳥かごに

入っているのが似合わないフクロウが

教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「個性が尊重される時代がやってきた物語」

~フクロウの個性が爆発する~

 

森の中にフクロウが住んでいました。

 

フクロウと言えば、物静かで、どこか

知的で、言葉も少ないイメージを

持たれています。

 

そうして、それこそが、フクロウの

生きる道だと信じて、フクロウたちは、

自分たちを教育していきました。

 

だからこそ、物静かでないフクロウは

叩かれましたし、勉強をしないフクロウは

社会から脱落せざるを得ませんでした。

 

そうやって生きることこそ、豊かで

幸せになれるとフクロウたちは

信じ続けてきたのです。

 

ここにもそんな既定路線に乗っていた

フクロウがいます。

 

でも、「あーしなさい」「こうしなさい」

「そんなことしたら、フクロウらしくない」

「立派なフクロウにはなれないわよ」

「あなたは、全然知的じゃないわ」

 

フクロウは、そう言われ続けて、

どこかで苦しい思いを感じていました。

 

そんな既定路線に反発したかったのです。

でも、事実、その既定路線からズレると

とても生きにくくなっているのもまた事実なのです。

 

フクロウは、どうしたものかと

夜の空を飛んでお散歩をして

考えていました。

 

すると、山の方に、何か光る

小さなものが見えます。

 

どうやら、月明かりに照らされ

それは光っているのです。

 

フクロウは、その光る物体に

近づいていきました。

 

そこには、山登りの途中だった

リスがいるのです。

 

なんと、リスが光り輝いているのは、

自分の前身の毛を真っ金金に染めていた

からでした。

 

フクロウは、驚きます。

 

「どうしたの?リスさん、その毛色」

 

リスは、当然のように答えます。

 

「フクロウさん、これからは、個性が尊重される時代さ」

「もうね、リスと言えば茶色くて、あまり目立たないなんて」

「時代遅れさ」

「もう、好きに生きればいいんだよ」

 

そう言うとリスは、「それじゃ」と

言って、金色の毛をなびかせました。

 

フクロウは、金色になったリスのことが

気になって仕方がありません。

 

「なんだか、羨ましい」

 

「僕ももっと自由に生きればいいんだ」

 

フクロウは、今の生き方が自分にとっては

好ましいものではないと気が付いたのです。

 

フクロウは夜行性でしたが、

「僕はもっと昼間の世界も生きてみたい」

「たくさんの動物たちと交流してみたいんだ」

 

そんな想いに気が付きました。

 

フクロウは、サングラスのような

ものを目にかけて、昼間から

飛び回るようになります。

 

そうして、多くの小動物や他の鳥たちと

たくさん交流を持ちました。

 

他のフクロウは、馬鹿にしています。

「あんな風になっちゃだめよ」

 

まるで悪の見本のように扱われます。

 

でも、多くの動物たちは昼間に

初めてフクロウと話し、フクロウは

とても人気を集めました。

 

そう、どうしてもこんな風に生きなくては

いけないという、刷り込まれた価値観というものが

あるかと思います。

 

もちろん、それを大切にすることだって

悪いことでは決してありません。

 

それによって、本当に大切にしたい

個性を抑えてしまっているのは、

もったいないなと思うわけです。

 

そんな個性は、潰されてしまうことを

想像して怖くもなりますが、これからは

きっとそんな個性が活きる時代に

なっていきます。

 

フクロウは、見事にそれを体現して

いきました。

 

知的には見えないかもしれませんが、

とても親しみを持たれるようになります。

 

フクロウは、個性を爆発させて、とても

幸せを感じるようになりました。

 

「あー、よかった」

「金色になったリスさん、見せてくれて」

「ありがとう」

「君のおかげで、僕も自由に生きられるように」

「なりました」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。