皆さま

 

きっと、私のブログを読んでくれている

方たちは、成長意欲の高い真面目な人が

多いのだろうなあと想像しています。

 

私たちは真面目なのです。

 

だから、とても情報を得たり学んだことを

実践することも多いかと思います。

 

しかも、しっかりと実践をして、どこか

自分に黒い部分があってはいけないとも

思いがちなのです。

 

でも、そんな黒い部分があってこそ

私たちではないですか。

 

いいのだと思います。

 

そんなことをリスが教えてくれました。

鳥かごに入っているのが似合わない

フクロウも登場するようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「聖なる人間になる必要はないと知り、楽に生きる物語」

~リスが勘違いしていた~

 

森の奥深くい場所にリスが

住んでいました。

 

リスは、小さい頃から不思議に

感じていることがあります。

 

どうしてもどこかで幸せを感じながら

生きることができなかったのです。

 

それは、リスが両親と生き別れた

記憶があったり、周囲の大きなリスたちに

いじめを受けたからかもしれません。

 

リスも何が理由かなんて、わかりませんでした。

 

それでもリスは、どうにかこうにか

生き続けて大人のリスへと成長

していきます。

 

そうして、仕事もしながら、家族を築き、

自分でも随分と立派に成長してきたなと

感じていました。

 

そこに至るまでには、とても苦しい時期に

いろいろと相談をして話を聞いてくれたり、

アドバイスをくれたりしたフクロウの存在が

あります。

 

フクロウからいろいろと幸せに生きる

知恵のようなものを授かり、リスは、

段々と幸せに生きるとは、何かを

掴みかけながら生きていっています。

 

しかし、リスは、元来真面目な性格です。

 

フクロウから聞いた幸せに生きる秘訣などを

真面目に実践していきました。

 

「人の悪口は言わないほうがいいよ」

「ネガティブに意識を向け続けない方がいいよ」

「感謝の気持ちは大切だよ」

 

フクロウもそれだけを伝えている

つもりはありませんが、リスは、フクロウから

聞いたことをできるだけ実践していきます。

 

フクロウとしては、リスにもっと身軽に

気楽に生きればいいと思い伝えていましたが、

リスは、それをどうにかこなさなくては!

そう、思い込んでしまい、課題に打ち込むように

力を入れていったのです。

 

なので、リスは、本当はイライラしてしまっても

無理矢理笑顔になったり、ネガティブな感情は

いけないものだと思い、排除しようとしたりしました。

 

もちろん、リスは、もっともっと幸せになりたいからこそ、

それを行うのです。

 

でも、本当は、そんな聖なる心を持つことが、

大切なわけではなかったのです。

 

その証拠にリスは、少しばかり、そんな

自分に疲れてきました。

 

いつでも笑顔で、どこか無理をして、

他の小動物に優しくしなくてはいけないと

がんばり続けています。

 

リスは、それを幸せになるための課題だと

信じ込んで行っていますが、本当は、

とても疲れてしまっています。

 

「あれ、幸せを目指しているのに」

「なんだか苦しいな・・・」

 

リスは、ようやくその違和感を感じることが

できました。

 

それで、リスはすぐさま相談相手の

フクロウに依頼をします。

 

今まで感じていることをリスは、フクロウに

話してみることにしたのです。

 

すると、フクロウは、こう言いました。

 

「リスさん、別に心清らかな聖なるリスに」

「ならなくてはいけないわけではないんだよ」

「たしかに、幸せになるためにいろいろな情報が」

「この世の中には出回っているよね」

「言霊に気をつけよう」

「感謝をしよう」

「ネガティブじゃなくてポジティブに意識を向けよう」

「たしかにその通りなんだよ」

「でもね、一番忘れてはいけないのは」

「自分から自然と出てくる感情や想いを」

「大切にすること」

「これを忘れて、無理矢理感謝をしても」

「無理矢理ネガティブを見ないようにしても」

「逆効果なときもあるんだよ」

「いいかい?」

「もう一度言うけど、大切なのは」

「周囲の情報だけじゃなくて」

「自分から自然と出てくる感情や想いが」

「一番なんだよ」

「それを持って、自分がどの情報を取り入れて」

「実践すると、自分の気分が良くなるのか」

「そういう視点で情報を取り入れていくといいんだ」

 

フクロウは少し熱を込めて、

ここまでリスに語りかけました。

 

リスは、しばらくの間、唖然としていましたが、

徐々にその内容に納得の表情を浮かべる

ようになります。

 

「そうだったのか」

「すべて正しいし、それが全てだと思ってたな」

「だから、無理にでもがんばっていたんだね」

「そりゃあ、苦しくなるはずだ」

 

リスは、なんだか肩の力が抜けたように

脱力しています。

 

フクロウも大切なことが伝わったと

感じて、ホッとしているようです。

 

そうして、フクロウは、その場を

後にします。

 

リスは、がんばり過ぎていた

自分を労わりました。

 

そうして、自分の心から湧きあがるものに

集中するようになったのです。

 

「そりゃあ、イライラすることだってあるよね」

 

そう考えるとリスはさらにホッとすることが

できました。

 

リスは、そうして、さらに幸せになるべく

自分の心から湧きあがるものを大事にして

生きていきます。

 

生きるのも以前よりもとっても楽に

なりました。

 

お散歩や趣味の山登りをしていても

身体が軽いのが何よりの証拠です。

 

「別に聖なるリスになる必要なんてないのさ」

 

今日も朝からリスは、幸せを感じながら

仕事場へ向かうのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。