皆さま

 

違和感って誰にでもやってきます。

それを放置しておくと、大変なことに

なることが多いです。

 

しかし、その違和感をお知らせと

捉えて、幸せになるためのきっかけに

することができるのです。

 

信じられないと思いますが・・・。

 

それを見せてくれたのが、玉ねぎです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「違和感は自分が幸せになるチャンスな物語」

~玉ねぎの思い込み~

 

あるところに玉ねぎがありました。

 

玉ねぎは、早くみじん切りにされて

お肉と一緒に炒められるのを

心待ちにしています。

 

「玉ねぎの僕はいつだってお肉とセット」

「だからこそ、魅力的なのさ」

 

玉ねぎは、そう信じて疑いません。

 

でも、いつもいつもそうして

みじん切りにされて、お肉と

一緒に炒められて、玉ねぎは

どうにも違和感を感じるように

なりました。

 

「あれ、なんだかお肉と炒められてもうれしくないな」

「なんだか、お肉と一緒にいるのが苦しいかも」

「いや、気のせいだよな」

 

そんな違和感のようなものを

玉ねぎは感じるようになります。

 

それでも、玉ねぎは、違和感を

押し殺してお肉と炒められます。

 

ある日のことでした。

 

いつも一緒のお肉に、玉ねぎは

声をかけられます。

 

「玉ねぎさん、本当は、自分がメインになりたいんじゃないの?」

「お肉の僕のようにさ」

 

玉ねぎは、なんだか衝撃を受けます。

 

「玉ねぎの僕がメイン・・・」

 

少し自信がありませんでしたが、

やっぱり玉ねぎはメインになりたかったのです。

 

「もう、お肉の影に隠れているのなんて、嫌だ」

 

それが、明らかに玉ねぎの本音でした。

 

違和感はそのことをお知らせ

してくれていたのです。

 

「僕はメインになる!」

 

玉ねぎは、料理をする人に向かい、

そう強く念じました。

 

すると、不思議に玉ねぎは

みじん切りにされません。

 

「あれ、みじん切りじゃない」

 

なんと、玉ねぎは輪切りにされました。

 

そうして、そのまま、なんだかんだ

付けられて、輪切りで焼かれていきます。

 

玉ねぎが周囲を見ても、自分以外の

食材が見当たりません。

 

「こんなの初めて」

 

玉ねぎは、焼かれながらなんだか

うれしくてたまりませんでした。

 

そうして、玉ねぎは輪切りになり、

まるでステーキのように焼かれたのです。

 

玉ねぎは、メインとして

食卓に出されました。

 

どうやら今日は、お肉を食べない

野菜好きの人たちが集まっているようです。

 

「美味しい」

「意外と美味しいじゃない」

「満足感あるじゃない」

「甘みがいいわ」

「これは、もう玉ねぎのステーキね」

 

玉ねぎは初めてのメイン、

食べられながらドキドキしながら、

感想を聞いて喜びます。

 

「違和感に従ってよかった」

「やっぱり、僕はメインになりたかったんだ」

「これで、やっと自分の希望が叶ったよ」

 

「いつも一緒にいてくれて」

「アドバイスをくれたお肉さん」

「ありがとう」

 

そして、玉ねぎは、自分の違和感を信じて、

それをサインとして、しっかりと自分の希望に

辿り着くことができました。

 

時として違和感は幸せになるための

チャンスとしてやってくるのですね。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。