皆さま

 

日々の生活を送っていると、それは

もちろん疲れることもあります。

 

疲れたら、自分を癒すことが先決

だったりします。

 

ちなみに私は、断然自然のある場所に

行くことが、自分には合っていると

思っています。

 

そんなことを海の写真にも出てくる

エビが教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「疲れていたら何も考えずに自然の中で過ごす物語」

~仕事に疲れたエビ~

 

海の中にエビが泳いでいました。

 

エビは、海の中で海水魚の家を

訪問してマッサージをして心と身体を

癒すお仕事をしています。

 

エビはその仕事が好きでしたし、

やりがいも感じていました。

 

徐々に喜んでくれる海水魚も

増えてきて、エビもどんどん豊かに

なっていくのです。

 

しかし、エビは、そんなやりがいがあって

歓びを感じることのできる仕事に没頭していて、

少々疲れていました。

 

でも、エビは、そんなことより

「たくさんの海水魚たちのお役に立とう」

そう思い、たくさんの仕事をこなして

いきます。

 

エビは、本当は疲れていました。

 

休みを取ればいいですが、あまり

休みも取らずに、働き続けるのです。

 

ある日のことでした、いそいそと

マッサージの仕事をエビが帰宅

していると、目の前から大きなタコが

やってきました。

 

そう、タコはエビのマッサージの師匠です。

タコは大きな吸盤を使って、海水魚に

吸いついて、毒素を出す方法を得意に

していました。

 

エビは、少し疲れた表情で師匠のタコに

挨拶をします。

 

タコは、エビが疲れていることを

お見通しでした。

 

「エビよ、君はちと疲れていないか?}

「疲れすぎていては、他の海水魚を癒すことなど」

「難しいぞ」

「エビの心と身体が持たなくなるぞ」

「いいかい?」

「そうなる前に、自分で自分を癒すことを」

「覚えた方がいい」

「そうして、自分の限界値も知るんだ」

「どうしたら、疲れすぎてしまうのか」

「まあ、とにかく、切りのいいところで」

「仕事は休みにして、自然のある場所で」

「何も考えずにボーっと過ごしてみなさい」

「騙されたと思って、ココへ行ってみなさい」

 

そうして、タコは、エビにとっておきの

場所を教えました。

 

エビは、師匠に言われたこともあり、

素直に言うことを聞くことにしたのです。

 

それは、エビが本当に疲れていたから、

身体が自然とそう反応したのかもしれません。

 

そうして、エビは、タコに教えられた

場所へ行ってみました。

 

エビは、そこにたどり着き、とても

驚きました。

 

「こんなことろが、この海の中にはあったのかあ」

 

そこは、太陽の光が降り注ぎ、

水草がキラキラと光合成を行い、

今まで見たこともない海の生き物たちが、

戯れていました。

 

それは、まるで綺麗に整えられた

水槽の中のようでもあります。

 

エビは、ただただ、もう何も考えずに

その水草の中をゆったりとお散歩をします。

 

最初は、仕事のことなどが脳裏を

よぎりますが、そのたびに、水草や

太陽、純粋な生き物たちに目をやり

その自然の美しさに没入していきました。

 

どれくらいの時間が経ったでしょうか。

 

太陽が海の真上から照らしていたのが、

随分と角度ができてきたようです。

 

海の中が少しずつオレンジ色に

染められていきました。

 

「もう、こんな時間か」

 

エビは、ようやくとても時間が経っていることに

気が付きました。

 

そうして、不思議と、何もしていない

だけなのに、なんだか元気になっているのです。

 

「あれ、不思議と元気が出てきたな」

「また、明日から大切な仕事に打ち込めそうだ」

 

エビは、エネルギーチャージができたかのように、

跳ねるように、海の中を泳ぎながらその場を

後にしました。

 

エビは帰りながら、

「自分に無理をさせ過ぎていたな」

「こうして週に一度でも、この場所にくるのがいいかもしれない」

「自分のペースを知ろう」

 

そんな風に自分にとって一番丁度よい

働き方をしていこうとエビは思うのです。

 

そうして、元気になったエビは、こんな風に

自分を癒す大切さ、自分にとって最適な働き方、

そんなことを教えてくれた師匠のタコに

感謝しました。

 

「タコ師匠、いろいろ教えてくれて」

「ありがとうございます」

 

「また、明日から海水魚たちを癒すぞー」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。