皆さま

 

自分にとって大切なことというのは、

いろいろなきっかけでそのバランスを

欠いていくこともあります。

 

このバランスを整えると、生きるのが

とても楽しくなったり、充実感、幸せを

感じながら生きることにつながるのだと思います。

 

そんなことを鳥かごに入っているのが

似合わないフクロウが教えてくれました。

 

小動物の代表格リスも出てくるようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「自分の生きる人生のバランスを整える物語」

~フクロウのバランス調整~

 

森の中に住むフクロウがいました。

フクロウは働くお父さんです。

 

フクロウには奥さんがいて、

子どもたちもいます。

 

フクロウの仕事は、夜の森や山を

警備することでした。

 

静かに飛んで、森や山を上から

警備するのです。

 

「森で怪しい動きをしている動物はいないか」

「夜中に危険な山登りをしている動物はいないか」

 

愛する家族のため、自分のため

フクロウは苦も無くこの仕事を

続けていました。

 

それとは別にフクロウにとって、

大切にしていた趣味があります。

 

それは、素敵な物語を創造して、

多くの動物たちに聞かせてあげる

ことです。

 

まるで、人間界の図書館のようでした。

 

色々な動物たちの子どもがフクロウを

訪れて、どんな話しが聞きたいか、

フクロウにリクエストをするのです。

 

すると、フクロウは、少しの間、考えて

物語を創造して子どもたちに優しい

声で話してくれました。

 

そのことを動物たちの子どもも楽しみに

していましたし、フクロウも楽しい趣味として

行っていたのです。

 

でも、子どもができて、家族も増えて、

フクロウは仕事の量を増やしていきました。

 

その選択はフクロウにとっては自然な

ことでもあったのです。

 

それは、フクロウにとっては家族も

大切だからでした。

 

フクロウが生きる上で大切にしていること、

「家族」

「仕事」

「物語を創造して子どもたちに聞かせること」

 

この3つが挙げられるのです。

 

でも、いつからか家族が増えて、

家族や仕事に対しての時間や

エネルギーをかける比率が上がって

いきました。

 

フクロウが心の底から大切にしている

「物語を創造して子どもたちに聞かせること」

これが、ほとんどできなくなっていたのです。

 

フクロウが生きる上で大切にしていること、

そのバランスが崩れてしまっていました。

 

普通に考えると家族がいて、仕事をたくさんして、

なんら問題なんてなさそうに思いがちです。

 

でも、生きる上で大切にしていることは、

それぞれに必ずあるものだと思います。

 

そのバランスが崩れたまま、進み続けると

やっぱり、違和感を感じずにはいられません。

 

もちろん、家族や仕事を大切にして、それで

当の本人が違和感を感じずに、心から

生きることを楽しめれば問題なんてありません。

 

でも、心の底から大切にしていることを

できなくなったりしていると、そのバランスは

崩れてしまいます。

 

フクロウは、家族は本当に大切にしていました。

そのことは、紛れもなく本音です。

だからこそ仕事もがんばってこられました。

 

でも、どこかで、何かを忘れているような

感覚を忘れらなくなっていたのです。

 

それこそが、フクロウが大切にしている

「物語を創造して子どもたちに聞かせること」

だったのです。

 

だから、フクロウは勇気がいりましたが、

仕事の時間を少し減らしてもらえるように

会社に交渉をしました。

 

家族にもお願いをして、趣味の時間を

とってもらうことにしたのです。

 

その代わり、もちろん奥さんが買い物に行く時間や

友だちと遊びに行く時間も与えることを約束

しました。

 

そうすると、フクロウは、ますます活き活きと

し始めたのです。

 

仕事を減らしたことで、一見収入は減ったように

見えましたが、大切な時間を増やすことができました。

 

「物語を創造して子どもたちに聞かせること」

そんな自分にとっての大切な時間を作ることで、

フクロウも幸せをさらに感じなら生きることが

できるようになったのです。

 

仕事の効率も上がり、家族との時間も濃密に

なっていきました。

 

いよいよ、フクロウが生きる上で大切にしていることの

バランスが整ってきたのです。

 

すると、驚くほど生きるのがスムーズに

幸せに楽しくなっていきます。

 

そうして、フクロウは、お散歩をしているリスを見つけ、

思いついたことがあります。

 

「あ、このことを親友のリスさんにも教えてあげよう」

 

フクロウは、自分が充実したことで、

幸せを広げていき始めるのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。