皆さま

 

お、なんだこの辛い出来事は?って

感じることってあるじゃないですか。

 

もちろん、そんなときは落ち込んだりも

すると思います。

 

でも、長い時間落ち込んだ気分に

浸っていると、戻るのも一苦労です。

 

だから、そんなときこそ自分を満たして

みましょう。

 

例えば、中華屋さんに行っていつもは

頼まないチャーシュー麺を頼んでみるとか、

もいいですね。

 

そんなことを中華料理店の料理人ではなく、

料理人が作るタンメンが教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「辛い出来事の直後に、自分を満たすと吉な物語」

~戦力外通告を受けたタンメン~

 

とある町の中華料理店で

出されているタンメンがありました。

 

タンメンは、この中華屋さんの

言わば看板メニューだったのです。

 

特に、夜のメニューとして大人気で、

お酒を飲んだ後に、食べるととても

美味しいと評判でした。

 

でも、このタンメン、お酒を飲んで帰る人が

減ったのか、どうなのか、徐々に注文する人が

減っていったのです。

 

タンメンは、その様子を敏感に察知

していて、ドキドキハラハラしています。

 

その後、タンメンが注文されることは、

ほとんどなくなってしまったのです。

 

中華屋さんの店主は、これも時代の流れか、と

呟きながら、タンメンをメニューから外すことに

決めました。

 

タンメンは、このことにとてもショックを

受けたのです。

 

「売れているときは、あんなにタンメンタンメンって大切にしてくれたのに」

「みんな美味しいって言ってたじゃないか!」

「僕はどうなっちまうのさ!」

 

タンメンにとっては、とても辛く

落ち込む出来事だったのです。

 

それもそのはず、ずっと大人気メニュー

だったのが、いきなりメニューから消されて

しまったからです。

 

それからしばらくの間、タンメンは、

落ち込んでいました。

 

でも、タンメンもどこかで、こんな風に

ずっと腐っていたって、なにも解決

しないことは、薄々気が付いています。

 

すると、そんな落ち込むタンメンを見て、

話しかけてくれたメニューがありました。

 

それは、あのラーメンチャーハンセット

です。

 

今や昼も夜も不動の一番人気メニューとして

君臨しています。

 

ラーメンチャーハンセットはタンメンに

簡単に伝えてくれました。

 

「落ち込んでいると思うけど、落ち込み終わったら自分を満たしてみて」

「君は、野菜がたっぷり食べられるところが、僕たちが敵わない部分だよ」

「そんな大切な部分を押し出して」

 

なかなか直接話すことも難しい

ラーメンチャーハンセットが、タンメンに

お話ししてくれたのです。

 

落ち込み終わりつつあった

タンメンは、それをきっかけに

自分を満たすことをし始めます。

 

「そうか、僕は野菜たっぷりなのがいいところだったのか」

「あのラーメンチャーハンセットが、僕を羨んでいるとは」

「ふふふ」

「野菜たっぷり」

 

そうして、タンメンは自分を満たして

いったのです。

 

すると、いつの日からか不思議なことが

起き始めました。

 

「あれ、タンメンなくなっちゃったのかしら?」

 

久々に中華屋さんにやってきたOLさんです。

 

「あのタンメン野菜たっぷりで、好きだったのに」

 

それを皮切りに、多くの人たちが

特に女性からそんな声を聞くことになったのです。

 

中華屋さんの店主は、それだけ

声を聞いたら、タンメンをメニューに

戻すことに決めました。

 

そのことを店主はタンメンに

伝えます。

 

「君に、メニューに戻ってもらいたいんだ」

「この前は、簡単にメニューから外してごめんな」

 

タンメンは、そこまで聞いて、

全てを許して、納得をしました。

 

もちろん、タンメンは心から素直に

そのことを歓びます。

 

そうして、タンメンは今度は昼の顔として

野菜をたっぷり摂りたい健康志向の

お客さんたちに愛されることになりました。

 

タンメンは、再び夜から昼へと移動しましたが、

人気メニューへと復活を遂げるのです。

 

タンメンは、あのとき、ありがたい言葉を

かけてくれたラーメンチャーハンセットに

感謝をします。

 

「大切なことを教えてくれてありがとう」

「僕も落ち込む他のメニューがいたら、サポートしていくよ」

「本当にありがとう」

 

タンメンは、今日もお昼ごはんとして

多くの人たちに食べられて、幸せを

感じています。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。