皆さま

 

なんだか、今までみたいに

自分を押し殺して生きることが

難しくなっているような気配がいたします。

 

いよいよ自分らしさ全開で生きる時が

やってきたのかもしれませんね。

 

そんなことをカレーに溶け込む玉ねぎが

教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「いよいよ自分らしく生きる時が来た物語」

~玉ねぎがカレーに溶け込む~

 

とあるカレー屋さんにカレーの材料である

玉ねぎがいました。

 

玉ねぎは、「本当の自分」「本来の自分」

「自分らしく生きる自分」というものを

突き詰めて生きています。

 

それで、いつも出てくるのは、

辛みがあり、インパクトが強烈な自分、

それこそを本当の自分だと信じて

疑いませんでした。

 

「私は、玉ねぎとして、食べた人に強烈なインパクトを残したいの」

「だから、この辛味に一層の磨きをかけるよの」

 

玉ねぎはカレー屋さんで、そんな風に

意気込んでいたのです。

 

でも、玉ねぎは、どうしてもなぜだか

カレーの材料となるため、よくよく

炒められて、よくよく煮込まれていきます。

 

玉ねぎは、炒められながら、

煮込まれながら、様々な食材、

カレーの中で、なんとか自分らしさの

象徴である辛味を維持しようと頑張っているのです。

 

でも、炒められれば炒められるほど、

煮込まれれば煮込まれるほど、

熟成させられれば熟成させられるほど、

玉ねぎは、辛味を発揮するのではなく、

なんとも言えない旨味を伴う甘みを

存分に発揮するのでした。

 

そう、玉ねぎは、一見、辛味の強く

インパクトを残すには十分な個性を

持ち合わせているように感じますが、

「本当の自分」「本来の自分」「自分らしく生きる自分」に

照らし合わせてみると、カレーに溶け込む

旨味を伴う甘みがたまらないのです。

 

それこそが、玉ねぎの本当の

魅力だったり、隠されていた個性

だったりします。

 

玉ねぎは、カレーに溶け込み、

お客さんに食べれていきました。

 

「うまい!」

「玉ねぎの旨味、甘みが最高だね」

 

そんな声が聞かれるのです。

 

玉ねぎは、そんなことを聞いて、

「え、そうだったの?」

そんな風に感じました。

 

それは、玉ねぎが、

「甘みのある玉ねぎなんて、なんだかかっこ悪い」

みたいな思い込んがあったからです。

 

こうして、大切な自分らしさ、玉ねぎの魅力を

自分で巧妙に隠してしまっていました。

 

でも、玉ねぎはカレーの材料となり、

本来の魅力を知ることができたのです。

 

本当の自分を知ることもできました。

 

それを知ることで、玉ねぎはカレー屋さんだけでなく、

和食屋さんや洋食屋さんでも、活躍の幅を

広げていくことができたのです。

 

玉ねぎは、それを知ることができて、

感謝をしました。

 

そう、玉ねぎのように、本当の自分らしさというものは、

自分が培ってきた一種の思い込みのようなもので、

隠されていることが多いのです。

 

本当は魅力的な部分なのに、そのことが

原因で傷ついたことなどがあると、そんな

自分ではいけないと思い、防衛本能のような

ものが働き、隠してしまうようになります。

 

でも、やっぱり、私たちは、どこかで

「本当の自分」に戻っていくために、

様々な経験を積んでいるような気さえします。

 

だから、この玉ねぎのように、

「甘みのある玉ねぎなんてかっこ悪い」

というような、思い込みは手放していくと

いいのですね。

 

自分でその思い込みって気が付きにくいです。

 

だから、他人が言ってくれる言葉に

注目してみると、本当の自分に気が付くことが

できたりします。

 

玉ねぎで言うところの、

「このカレーに溶け込んだ玉ねぎの甘みが最高」

みたいな言葉ですね。

 

こうして、玉ねぎは、今日も

カレーに溶け込んでいき、

食べる人たちを喜ばせることに

なりました。

 

「あー、自分らしく生きられるって最高だな」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。