皆さま

 

生きる世界はたくさんあります。

たくさんある中で世界は選ぶことができます。

 

どうせなら、楽しんで生きる世界を

生きたいなあと思っておるのです。

 

そんなことをお花の写真でも撮りたくなるような

お花たちが教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「無理せず生きることを楽しんでみる物語」

~お花が光の方を向いた~

 

とあるお宅の窓辺に花が何本か

咲いていました。

 

その中の一本の花は、明るい方向を

向いて咲いています。

 

しかし、なぜだか残りの数本の花は

日の射す明るい方向ではなく、

暗い方向を向いて咲いていました。

 

残りの数本の花は、花として

咲いていることを楽しむことが

できなかったのです。

 

明るい方向を向いて咲いている

花が近くにいるのに、それはまるで

別世界の話しだと感じていました。

 

「あの花だから、日の射す方向を向いて咲いているんだ」

 

勝手にそんな風に信じて

いたのです。

 

でも、日の射す方向を向いて咲く花も

特別なことは何もしていませんでした。

 

ただ、ひとつしていることは

これです。

 

「とにかく花を咲かせること、生きることを楽しむこと」

 

ただただこれだけだったのです。

 

暗い方向を向いて咲いている花たちは、

それを知り、信じることができませんでした。

 

「いやいや、あの花は特別なのよ」

 

でも、それを知った数本の花たちは、

心がうずうず、それをやってみたくて

仕方なくなっていたのです。

 

数本の花たちは、自然の産物です。

そのことをある程度自然に受け入れてみました。

 

「起きることを楽しんでみる」

 

「水をくれることを楽しんでみる」

 

「花として触れられることを楽しんでみる」

 

そうして、楽しむことを大切にして

花として生き始めたのです。

 

すると、不思議でした。

 

暗い方向を向いていた、数本の花たちが

ゆっくりと日に日に、明るい日の射す方向に

向きを変えていきました。

 

気が付けば、一本だけだった、

日の射す方向を見ていた花でしたが、

全ての花が明るい光の世界を見るように

なっていったのです。

 

光の世界を見るようになった花たちは、

思います。

 

「あれ、これが光の世界」

「今までの世界と違うじゃない」

「全然違う」

「あんなに難しいと思っていたけど、変わることができたね」

 

「あ、今、幸せだ」

 

こうして、窓辺に咲く花たちは、とても

生きることを楽しみながら、花として

生き続けました。

 

きっとこの部屋に間取り変更が

あろうとも、花たちは光の方向を

見続けることでしょう。

 

光の方向を見ていた一本の花も、

「良かったなあ」と思っていますし、

それ以上に、見る世界を変えた数本の花たちは、

「本当に良かったなあ」と思っています。

 

そうして、その姿を見せてくれていた

一本の花に感謝をしました。

 

「光の世界を見ることができると教えてくれて、ありがとう」

 

今日も、花たちは、光を見ながら

窓辺で咲き続けるのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。