皆さま
生きていればいろいろなことが
起きますね。
嫌だなあと思うこともあります。
たしかにありますよね。
でも、それでもせっかくの人生ですから、
思う存分楽しんで生きてみたいなあと
お散歩途中に思ったりしました。
そんなことをチーズケーキが教えてくれました。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「これからの人生を思う存分楽しむ物語」
~チーズケーキが焼きあがる~
とあるお宅のオーブンの中で、
チーズケーキが焼かれています。
チーズケーキは、焼きあがって、
「美味しく食べられよう」
「オーブンから出て、楽しもう」
そんな風に思っていました。
ゆっくりとチーズケーキが
焼きあがっていきます。
チーズケーキは、これから
どうなっていくのか、残された
時間はどれくらいあるのか、
想像していました。
「どれくらいの残り時間があるかハッキリとはわからないけど、思う存分生きてみよう」
そうして、チーズケーキは焼きあがります。
お母さんの声や、子どもたちの
歓声が聞こえてきていました。
皆が、チーズケーキの焼きあがりを
心待ちにしていたのです。
焼きあがったチーズケーキは、
テーブルの真ん中に置かれて、
お母さんや、子どもたちがそれを
囲みます。
チーズケーキは、この瞬間も
楽しみ、味わい尽くしました。
「みんな、僕を食べるのを楽しみにしているのだなあ」
お母さんは、チーズケーキを
分けていきます。
「いよいよ、食べられていくんだなあ」
「もしかしたら、このために生きてきたのかなあ」
「楽しみだなあ」
チーズケーキは、そんな風に
一瞬一瞬に感じることを言葉にして
味わってゆきます。
そうして、お母さんや子どもたちに
チーズケーキは食べられていきました。
「美味しい」
「うまいよ」
そんな、チーズケーキにとっては
最高の言葉が飛び交ってゆきます。
「あー、ここまでいろいろとあったけど、生きてきてよかったなあ」
「なんだかんだ言って、とても楽しい一生だったなあ」
「美味しいだろう?」
「そう言ってもらって、とても幸せだなあ」
最後の最後までチーズケーキは、
楽しみ尽くしました。
そうして、「美味しい」と言ってもらい、
とても幸せを感じています。
「生きていて良かったなあ」
お母さんも子どもたちもチーズケーキに
感謝をしていました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。