皆さま

 

自分を押し殺して、我慢を強いて

生きることが辛くなっている人が、

増えてきているのではないでしょうか。

 

何を隠そう、私もそのひとりです。

 

洗濯など家事が苦手な人が、

家事代行を頼むケースも増えているなんて、

聞きますね。

 

そんな大切さを洗濯機が、教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「自分を押し殺して生きる必要はない物語」

~働く洗濯機が自分を生きる~

 

とあるお宅に洗濯機がありました。

 

洗濯機は、毎日毎日文句も言わず、

洗濯物を洗うという仕事に邁進しています。

 

このお宅では、二人の人が

洗濯物を洗濯機に入れます。

 

洗濯機は、入れられる洗濯物を

コツコツと洗っていきました。

 

でも、どうしても気になることが

あったのです。

 

洗濯物が泥だらけだったり、

砂利が入っていたりするときが

あるのです。

 

それは、洗濯物を入れる二人のうちの

ひとりがそうだったようでした。

 

でも、洗濯機は洗濯物を洗って

綺麗にする使命があると思っています。

 

だから、泥がついていようと砂利が入っていようと

洗濯機は、根性で、ゴシゴシと洗濯物を

洗っていきました。

 

でも、洗濯機の違和感が消えることは

なかったのです。

 

「この人の洗濯物を洗う仕事はしたくない」

 

それが、長らく違和感を抱え、自分を

押し殺してまで洗濯物を洗ってきた

洗濯機の本当の気持ちでした。

 

だから、洗濯機は、「この仕事は嫌だ」と

その人に伝えようと考えたのです。

 

泥や砂利が入った洗濯物だったら、

洗濯機は、大きく音を立ててみたり、

「ピーピー」と音を立てて、故障した

振りなどをしてみました。

 

「これで気が付いてくれたらいいけど」

 

洗濯機の主張も虚しく、泥や砂利が

ついた洗濯物を入れることは止まりませんでした。

 

「これ以上自分を押し殺してまで、この仕事をしたくない!」

 

やっぱり、洗濯機の本音はこれでした。

 

だから、洗濯機は、この仕事を

辞めることにしたのです。

 

それは、洗濯機が自分の心を

押し殺してまで、仕事をしないという

正しく心の声でした。

 

それから、洗濯機は、普通に洗濯物を

入れてくれる人の分は、大いに洗濯するのです。

 

でも、泥とか砂利が入った洗濯物が

入ったときは、一切洗濯をすることを

辞めました。

 

だから、洗濯物を入れる側も不思議に

思っていたようです。

 

洗濯機は、こんなことをしたら、

「自分は捨てられる」

「買い換えられる」

「壊されてしまうかも」

などなど恐怖感もありました。

 

でも、それを受け入れた上で、

自分の心に沿うことを決断したのです。

 

結果的に、洗濯機は恐怖を感じていたことが

起きることはありませんでした。

 

それどころか、普通に洗濯物を入れてた人が、

泥や砂利の付いた洗濯物を入れる人に、

しっかりと注意をしてくれたのです。

 

「洗濯機の気持ちを考えなさい!」

 

洗濯機はその言葉を聞いて、

なんだか安心しました。

 

そうして、泥や砂利の付いた洗濯物を

入れていた人は、不思議と考えを

変えたようです。

 

もしかしたら、洗濯機が自分を生き始めたので、

それに引っ張られたのかもしれません。

 

洗濯物を入れる前に、丁寧に泥や砂利を

落とすようになったのです。

 

そうなったら、洗濯機も自分の仕事、使命を

果たしたくなりました。

 

洗濯機は、働きやすい環境を手に入れ、

毎日毎日、ゴシゴシと洗濯をします。

 

洗濯機は、勇気を出して、自分の気持ちを

押し殺すのをやめて、生き始めたことを

誇りに思い、そして、それを後押ししてくれた

存在たちに感謝をしました。

 

「ありがとう」

「そして、よくやり続けたね」

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。