皆さま

 

今までやっていなかったけど、

やってみたいことってありますか?

 

やろうと思っても、実際にやり始めるって

なんだか怖く感じたりもしますよね。

 

鳥もそんな体験をしたようです。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「何事もやってみなくてはわからない物語」

~鳥が川面を舞う~

 

キラキラと水面が光る川が

せせらせらせらと流れています。

 

そこには川面を見つめる鳥が

特徴的な鳴き声を聞かせました。

 

鳥は、なぜ川面を見つめているかと

言うと、それは餌があるからなのです。

 

鳥も鳴いているだけでは、餌を

獲り、生きていくことができません。

 

餌を獲りに行かなくては、いけないのです。

 

でも、食べたい餌は川面に

ありました。

 

鳥は、餌が欲しいですが、水に

浸かるのが怖いのです。

 

川面には、その鳥とは別の

水鳥がプカプカと浮いています。

 

水鳥は上手に、川面の餌を

食べていました。

 

それを見た鳥は、とても水鳥を

羨ましく思っています。

 

鳥は、水が怖いので、餌を獲りたいけど、

じっと川面を見つめているだけなのです。

 

水鳥は、その様子を不思議に

思っていました。

 

「ここには餌がたくさんあるよ」

「君も食べに来たらいいのに」

 

水鳥は、鳥にそう語らいます。

 

「水が怖いんだよ」

「よく平気だね」

 

「全然、怖くなんかないさ」

 

鳥は、とても迷いました。

 

川面で餌を獲れるようになったら、

なんて素敵なのだろうと、鳥は

思っていたからです。

 

しばらくの間、鳥は悩んでいました。

 

でも、水鳥の励ましもあって、

川面の餌を獲ることに挑戦することに

したのです。

 

鳥は、小さな羽をフル回転で

動かして、川面の近くを飛びます。

 

水に鳥の足が触れます。

その瞬間、初めての感覚のあまり、

鳥は驚き、水から出ていきました。

 

「あー、驚いた」

「でも、なんとかできるかも」

 

そうやって、何度も川面に挑戦

してゆきます。

 

次第に、鳥は、上手に飛べるようになり、

くちばしで川面を探れるようになったのです。

 

「その調子、その調子」

 

水鳥も応援してくれます。

 

はい、鳥が川面の餌を獲れるように

なるまでには、時間の問題でした。

 

気が付けば、水の中には入れないものの

飛びながらくちばしを上手に使って、

川面の餌を獲れるようなったのです。

 

鳥もそのときの歓びは、とても

大きなものだったようでした。

 

満面の笑みを浮かべています。

 

水鳥も川面をプカプカと浮きながら、

両方の羽根で拍手をしたくなりました。

 

鳥は、あのとき、水鳥が君も餌を獲ってみなよと

言ってくれて、それに挑戦したことに感謝しています。

 

挑戦していなかったら、今の自分はないからです。

 

川面で餌を獲れるようになった鳥は、

よりよい餌を食べられるようになり、

とても元気になりました。

 

鳥の人生というものがあるのなら、

それがとても充実して、幸せを

感じながら生きることができるように

なったのです。

 

「何事もやってみなくては、わからない」

 

鳥もそれを見ていた水鳥も

それを実感することになりました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。