皆さま
好きなことを探そうと躍起に
なると、なかなか見つかりません。
では、まずはどうしたらいいのでしょう？
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「好きなことを探すってなんなのかわかる物語」
～焼き鳥と日本酒～
「好きなことをしよう」
「好きなことだけをしてみよう」
「自分の好きなことをみつけよう」
そんな言葉がさまざまな場所で
見るなあと思っている女性が
いました。
女性は、その情報を見て、
「どうして私には好きなことがないのだろう？」
「おかしいのかな？」
そうして、好きなことをしている人を
テレビで見ては、スイッチを消すのです。
そう、女性は、好きなことを見つけないと
幸せになれないと思っていました。
来る日も来る日も好きなことを探そうと、
占いを受けてみたり、インターネットで
調べてみたり、本を読み漁ってみたり、
いろいろなことを行っています。
でも、どうしても「これだ！」という
「好きなこと」には出会えないと
感じているようでした。
「なんだか疲れたなあ」と
感じていた女性でしたが、
今日も朝から仕事に出かけて、
情報収集も欠かしません。
そうして、帰りに、いつもの帰り道が
工事中だったので、遠回りを
することになりました。
女性は、「なんだか久しぶりに通るわね」と
思いながら、いつもとは違う道を歩いて、
帰路についています。
すると、以前によく行っていた
焼鳥屋さんが出てきたのです。
「あ、焼き鳥屋さん」
「よく買いに来たなあ」
「やってるかなあ」
そんなことを考えているうちに
焼き鳥屋さんの目の前を女性は
通りました。
店主に気軽に声を掛けられます。
「おー、久しぶり！」
女性は久しぶりに焼き鳥屋さんで、
焼き鳥を買って帰りました。
そうして、家に帰ると、テーブルに
焼き鳥と日本酒を準備します。
「今日も好きなことが見つからなかったな」
そう呟きながら、焼き鳥と日本酒を一口
運びます。
「あー、やっぱり美味しい」
「幸せ」
「これこれ、これが好きなのよ」
女性は、仕事を終えて、焼き鳥と
日本酒で一杯やるのが大好きだったのです。
それでも女性は、最初は気が付いて
いないようでした。
でも、しばらくすると、
「あ、これだ」
「私の好きなこと、これだ」
そう、女性は散々どこかにないか
探していた好きなこと、それは
とても身近に転がっていたのです。
最初から好きなことを探そうとすると、
どうしても外の世界に探そうとします。
好きなことってすごく壮大だと
思い込んでいたりするのです。
結果として壮大になっていくことも
ありますが、最初は、大抵が
身近で足元に転がっていることが
多いのです。
そこから段々と好きなことが、
成長していったりするのが
醍醐味なわけですね。
女性は焼き鳥と日本酒という
組み合わせで、最高に至福の
ひとときを過ごすことができました。
「ありがとう」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。