皆さま

 

幸せに生きていきたいなあと

決めたり思っても、いったい何から

すればわからないなあと言う人も

いるかと思います。

 

一番お手軽にできる方法を

犬が教えてくれました。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「言葉を大切にしていると幸せに近づく物語」

~愛犬が体験してくれた~

 

とあるお宅に飼い主と犬の

ひとりと一匹が住んでいました。

 

飼い主は昼間はお仕事に出かけていて、

帰りもお仕事やお食事などをしてくるので、

一日の大半を犬は一匹で過ごしています。

 

それが、犬にとってはとても寂しくて、

本当はもっとかわいがってもらいたくて、

でも、それは叶わない日々が続きます。

 

犬は、いつからかそんな日々が続き、

とてもネガティブな気持ちを持つように

なりました。

 

「どうせ、僕は孤独なんだ」

「どうせ、かわいがってもらえない」

「飼い主は、自分のことばかりだ」

 

そうして、その気持ちを表すように、

犬の言葉にも変化が出てきます。

 

そう、そんなネガティブな言葉を

使うようになっていったのです。

 

飼い主もその変化には、あまり

気が付いていないようでした。

 

餌をあげれば、犬は生きるために

食べますし、多くの時間を一緒に

過ごしていないからか、変化に

気が付かないでいたのです。

 

不思議なことに、犬がそんな風に

ネガティブな言葉をたくさん使っていると

ますます飼い主の帰りは遅くなったり、

電車が遅れたりして、会う時間が減って

いきました。

 

今日も飼い主が家から出ていってしまい、

犬はふて寝をしています。

 

すると、犬は夢をみているのか、

現実にいるのかわからなくなりました。

 

目の前に自分を産んで育ててくれた

お母さんがいるような気がします。

 

犬は懐かしい感覚を現実のように

感じていました。

 

お母さんのにおい、お母さんの毛質、

お母さんのあたたかさ、お母さんの雰囲気

それらを犬は一気に感じ、思いだして

います。

 

それから犬は目の前にいる気のする、

お母さんの姿を見てみました。

 

お母さんは優しそうな表情で、犬を

見ています。

 

お母さんは、一言だけ言いました。

「言葉を大切にして生きるのよ」

 

そうして、お母さんの姿は消えて

いったのです。

 

ウトウトとしながら犬は、何かを

思いだしていました。

 

それは、自分がまだ小さいころの

ことです。

 

お母さんにかわいがられて、犬自身も

とても幸せに満ち溢れた言葉を使って

いるのでした。

 

「お母さん大好きだよ」

「お母さんいつもありがとう」

「お母さんといられて楽しいよ」

「幸せだな」

 

犬はふて寝をしていましたが、

そんなことを思い出すのです。

 

とても幸せな体験でした。

 

「そうか、言葉を大切にか」

「僕は、ずっと悪い言葉をたくさん使ってたな」

 

寂しいとき、辛いときは、このときの

体験を思いだそうと、犬は思うのです。

 

そうして、今の飼い主に対しても、もっと

言葉を大切にしようと心に決めました。

 

それから犬は遅く帰ってきた飼い主に

「いつも働いてくれてありがとう」

「無事に帰ってきてくれてよかったよ」

「餌をくれて感謝しているよ」

「僕は今も幸せだけど、もっと一緒にいられたら幸せだなあ」

 

そんな本音も交えて言葉を

使うようにしたのです。

 

それを続けていると、犬は今までみたいに

ふて寝をすることもほとんどなくなり、

一匹で家にいるときも少しずつ幸せを

感じられるようになりました。

 

しばらくすると、飼い主の職場で

在宅ワークが取り入れられることに

なったのです。

 

これに何より喜んだのが、飼い主

でした。

 

犬も喜びましたが、それ以上に

飼い主が喜んだのです。

 

飼い主の本音は、本当はもっと

多くの時間を犬と過ごしたかったのです。

 

犬も念願の飼い主とたくさんの時間を

共にすることができて、幸せいっぱい

でした。

 

犬は、幸せを感じながら思いました。

 

「言葉を大切にすると幸せがやってくるんだね」

「言葉を大切にするようにして、本当によかった」

「お母さん、ありがとう」

飼い主へも言葉を送ります。

「一緒にいられて幸せだよ、いつもありがとう」

 

犬は家で仕事をしている飼い主に

すり寄っていき、膝の上に乗せてもらい

再び幸せを感じるのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。