皆さま

 

この地球にある自然は、

誰かの操作を受けることは

ありません。

 

それこそ自然はあるがままです。

 

人間もその仕組みに従って生きると、

本来の自分で生きられるなあと、

そんな物語です。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

-----------------------------------------------------------------------------

 

「自然に溢れ出るものを受け入れて生きる物語」

~止まらない涙が教えてくれる~

 

アパートの一室で窓から

外を見ている女性がいました。

 

外は、本降りの雨が降って

います。

 

女性は、出かける予定があったのか、

その空を見て、とても残念そうに

していました。

 

今日着て行こうと思っていた、

出してあった洋服をしまい込みます。

 

女性は、そのままクローゼットの中を

何かを探すわけでもなく、探っていました。

 

ついでに整理しておこう、それくらいの

気持ちだったのかもしれません。

 

女性は、このアパートにひとりで

暮らしています。

 

長年住んだ実家を出てずいぶんが

経ちます。

 

忙しいを理由に実家に帰ることも

滅多になくなっていました。

 

クローゼットの中を見ていると、

ひとつのお菓子箱が出てきます。

 

「なんだったかな?」

 

そんな軽い気持ちで、中を開けてみると

そこには、いくつもの手紙が

出てきました。

 

「あ」

 

女性は、そのままその中のひとつの

手紙を開いて読んでみたのです。

 

それは、しばらく会っていない

お母さんからでした。

 

その手紙は女性が、この世に、

お母さんのお腹の中から

産み出たときに書かれた手紙

だったのです。

 

そこには、女性が生まれてきたこと

誕生してきたことをうれしく思い、

とても感謝していることが

書かれているのです。

 

「生まれてきてくれて、本当にありがとう」

 

女性のお母さんは、そんな

純粋な気持ちを手紙に書いて、

まだ文字を読むことのできない、

娘である女性に宛てて手紙を

渡していたのでした。

 

女性は、その文字を目にして、

自分の体内に入れたとき、

止めどなく涙が溢れてきたのです。

 

部屋の中には、涙の音の代わりかのように

降りしきる雨の音が止めどなく聞こえて

きています。

 

ひとりで住んでて寂しく思ったり、

仕事が辛くてしんどい思いをしたり、

なかなか思うように人生が進まずに苛立ったり、

女性はいろいろなものが、溜まって

いたようでした。

 

それが、一気に溢れ出るかのように

女性は涙を流し続けるのです。

 

「この世に生んでくれてありがとう」

 

女性は、お母さん、そしてお父さんに

感謝の気持ちを返しました。

 

もう一度、窓から空を見てみると、

ゆっくりと雨はその降り方を弱めて

いっています。

 

【終わり】

------------------------------------------------------------------- 

執筆依頼なども承っております。

お問い合わせ・ご質問はこちらからどうぞ

------------------------------------------------------------------- 

この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。