皆さま

 

今日は大晦日ですね。

皆さまはどのように過ごして

いますでしょうか?

 

一年の最後の日です。

色々な人や生き物、物たちにも

感謝をできることは素晴らしいこと

だと思います。

 

でも、やっぱり自分に感謝をして

労う日にしてみるといいですよ。

 

そして、今年も一年間、私の書く

物語を読んでいただき、ありがとうございます。

 

こうして読んでいただいていることで、

また書こう、また書こうと思いここまで

書き続けることができていると思います。

 

本当にありがとうございます。

良きお年をお迎えください。

 

それでは、本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

来年もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「一年の最後の日は自分を労う物語」

~家の窓が一年を終えてゆく~

 

今日は一年の最後の日、大晦日です。

 

昨日まで忙しかった人が、

大晦日に窓を拭いています。

 

「ありがとう」

「ありがとう」

 

その人は、窓を拭きながら

感謝の言葉を送っていました。

 

「家を風、雨から守ってくれてありがとう」

 

その人は、感謝の気持ちを持って

窓に労いの言葉をかけるのです。

 

窓は拭かれながら、うれしくなって

いました。

 

「こちらこそ、ありがとう」

「この一年間、あなたのことを窓として見ていましたよ」

「疲れている日もがんばって起きて仕事に出かけましたね」

「仕事で疲れているのに、遠くに住んでいる家族に電話をしていましたね」

「身近な人が亡くなったのに、笑顔を絶やさず、日々を過ごしていましたね」

「時には泣き続けたっていいんですよ」

「そのことから健康に気を使って、面倒くさいと思いながらもウォーキングを欠かしませんでしたね」

「あなたは、この一年間本当に頑張って生きてきました」

「私は窓として見てきました、それは間違いありません」

 

その人は、窓を拭きながら、

そんなメッセージのような

言葉に驚きながら、とても

うれしくなりました。

 

「そうか、こんなに自分は頑張って生きてきたんだ」

 

その人は、ふとそんなことを

窓から教えてもらったのです。

 

「窓さん、ありがとう」

 

「あなたは、窓にも感謝をしてくれているけど、最も感謝するのは自分自身ですからね」

 

そういえば、その人は、自分に感謝をしたり

労ったりすることなど今までなかったなあと

振り返ります。

 

「そうか、自分に感謝、労おう」

 

その人は、大晦日、一年の最後の日、

「大好きなお寿司でも出前してみよう」

 

ひとりで過ごす大晦日でしたが、

その人は、ピカピカになった窓と

一緒に、お寿司を食べながら、

じっくりと自分に感謝をして

労いました。

 

その夜は、よく眠れて、新たなる

新年を迎えることができたのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。