皆さま

 

罪悪感って、持っていると

生きにくさを感じることが

多くなるように思います。

 

もうですね、簡単に言いますが

罪悪感なんていらないなあと

思った人は、なくしてしまいましょう。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「罪悪感がなくなって生きやすくなる物語」

~塩大福の個性が教えてくれた~

 

塩の入った大福、ある塩大福が

お店に並んでいました。

 

塩大福は、回りに並んでいる

純粋な大福たちを見て、いつも

思っていました。

 

「生まれてくるんじゃなかった」

 

そう、この塩大福は、自分に塩が入っている

ことにとても罪悪感を感じていたのです。

 

「なんで、僕には塩が入っているんだろう」

「他の大福は塩が入っていないから、きっと美味しいんだ」

「僕を食べてもきっと誰も美味しいとなんて言わないさ」

「あーあ、なんで僕は大福として生まれてきてしまったんだろう」

 

この塩大福の罪悪感といったら

とても強いものでした。

 

だから、大福としてもとっても生きにくさを

味わいます。

 

他の大福が売れる度に、

「どうせ、僕は選ばれないさ」

 

他の大福が食べられて、

「美味しい」と言われているのを

見る度に、

「どうせ、塩の入った僕は美味しくないさ」

 

そんな風に、罪悪感から自分自身を

酷評しつづけるのです。

 

そう、自分で自分を傷つけてしまいます。

 

でも、罪悪感は、それを持っていることで

自分を守ることにもつながるのです。

 

「僕は生まれてこなければよかった」

 

そんな罪悪感があると、自分が愛されていないと

思い込むことができます。

 

そうすると、幸せにはなれません。

そう、幸せになっては困ると思っているのです。

 

だから、なかなか罪悪感って

手放せなかったりします。

 

この塩大福もおんなじなのです。

 

でも、実は他の普通の大福たちは、

この塩大福のことが羨ましくて

仕方がありませんでした。

 

塩大福には、塩大福にしかない

個性があることを知っているのです。

 

それは、塩大福が食べられていくときに、

皆が言っているのを聞いているのです。

 

「この塩がうまみを引き出しているよね」

 

そう、塩大福が罪悪感を感じている

この塩こそが、塩大福の最大の個性であり、

ウリでもあったのです。

 

それをこの塩大福は、周囲の大福から

聞くことが増えていきました。

 

「君の塩が本当はいいらしいよ」

「僕も君のような塩大福に生まれたかったよ」

 

塩大福は、最初は、きっとからかわれている

そう思っていました。

 

でも、多くの大福がそう言うように

なったのです。

 

「もしかして・・・」

 

塩大福は自分自身を疑り始めています。

 

「僕の塩こそがいいのか・・・」

 

そんな風に思った途端でした。

この塩大福は、老婆に買われて

いったのです。

 

老婆がこの塩大福をこれでもかと

言うほど美味しそうに、お茶と一緒に

食べました。

 

塩大福は、この老婆に塩加減、

柔らかな餅、甘さ控えめなアンコ

それぞれを誉められたのです。

 

いよいよ、この塩大福は、罪悪感を

持っていたことを恥じました。

 

「僕は塩大福として生まれてきて良かった」

「気が付かせてくれてありがとう」

 

塩大福は益々人気を博していったのです。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

 

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。