皆さま

 

「生きているだけで幸せ」なんて、

思えること、本当にあるのでしょうか。

 

意外と身近なものがそれを

しっかりと僕たち人間に

教えてくれています。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「生きているだけで幸せだったと思い出す物語」

~木の実の役割が教えてくれた~

 

大きな一本の木の下に、

無数の木の実が落ちています。

 

まだまだ木にも木の実が

なっている状態でした。

 

木の実はそこに在るだけです。

居続けているだけでした。

 

それでも、木の実は放っておかれる

こともあれば、放っておかれないことも

あります。

 

時には、鳥が木の実を食べて

どこかへ運んでいくのです。

その実が鳥の体内を通じて、

どこかで新しい命を宿すことに

なるかもしれません。

 

人間の子どもたちが、拾い集めて

その子どものポケットで暮らすことに

なる木の実もいるのです。

 

風で飛ばされて、その実が朽ちるまで

誰にも気が付かれることのない

木の実だっています。

 

楊枝を刺されて、コマという

遊び道具に変身する木の実も

いたりするのです。

 

木の実にも木の実の役割が

あります。

 

それは、ある意味ではどうなるか

わかりませんが、どうなっても

それが木の実の役割なのです。

 

全ての木の実が恐らく望んでいそうな

新しい命を宿すことに繋がるばかりでは

なかったりします。

 

もしかしたら、木の実も木の実で

子どもの遊び道具になってみたかったり、

鳥のお腹の中に入って運ばれてみたり、

誰にも気が付かれずにひっそりと暮らしてみたかったり、

そんな純粋な望みがあるのかもしれません。

 

ただただ、そのタイミングを待って、

それがきたら、淡々とそのことを

受け入れます。

 

そうして、どの木の実だって、

思っているのかもしれません。

「あー、生きているだけで幸せなんだなあ」

 

今日も木の実は、木の実で

在り続けました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。