皆さま

 

せっかくこんな動きの激しい

時代に生まれてきたのだから、

自分たちの望む時代を創って

いきたいですね。

 

詳しくは本文をお読みください。

 

本日もよろしくお願いします。

 

満月の日に栃木県で撮影したお月さんです。

 

【自己紹介】

幸せな人生に転換できた僕の物語

 

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「これからの時代の変化をそっと読み解く物語」

~一本の大木が気付いたこと~

 

古くから続く大きな会社がありました。

その敷地には一本の大木が生えています。

 

その大木は会社の成長とともに、

大きく育っていったのです。

 

ずっとその変化を見てきました。

 

大木は大きくなったので、

周囲のこともよくよく見えています。

 

近くの野原の樹木たちは、たちまち

伐採されて、そこには大きなマンションが

建設されていったこともありました。

 

他にも河原の原っぱもコンクリートで

固められていったのです。

 

そんな変化を大木はじっと

見つめてきました。

 

そうして、今日も大木はただただ

そこに在り続けています。

 

すると、今日は会社に多くの人が

やってきていました。

 

様々な重機もやってきている

ようです。

 

たちまち、会社が重機で壊されて

いきました。

 

大木はそれを黙って眺めています。

大木はそっと思いました。

 

「いよいよ、私も伐採されるときが来たか」

「人間たちが決めたことだから、仕方がないな」

「長い間、ここでいろいろな変化をみることができた私は幸せだったな」

 

そうして、長らく大木が見てきた会社は、

コンクリートの破片へと変化していったのです。

 

そのうちに、破片も撤去されて、そこは

更地になっていきました。

 

大木は覚悟をしています。

 

「次は自分の番だ」

 

大木は数々の伐採されていき、

マンションや駐車場に変わっていった

仲間たちのことを思い出していました。

 

そうして、たくさんの人間たちが

自分の周りにやってくるのです。

 

「あー、いよいよだ」

 

でも、大木は伐採されることはありませんでした。

 

不思議と人間たちは、更地になにやら

大木からはとても小さく見える苗木の

ようなものを植えているのです。

 

大木はその様子を目をこするようにして、

もう一度凝視しました。

 

でも、本当の現実のことだったのです。

 

大木は大木のまま在り続けることに

なりました。

 

しばらくの年月が経つと、大木の

周りに大きくなった仲間たちが

増えているのです。

 

大きな会社の跡地に樹木が

植えられて、そんな公園へと

造り変えられていきました。

 

大木は、なんだか不思議に

思ったのです。

 

でも、これからもこの地球で

生きられることに深く感謝しました。

 

「地球さんありがとう、これからもよろしく」

「人間さん仲間を増やしてくれてありがとう」

 

今日も多くの子どもたちや、人間が

大木たちを求めて遊びにきています。

 

その様子を内心うれしく思いながら、

大木は今日も大木で在り続けました。

 

【終わり】

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この物語を読んで何か一つでも

感じていただけたら嬉しく思います。

世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう

想いを乗せて書いています。

 

皆さまよろしくお願いいたします。