皆さま
長所だと思っているところだけを
自分だと思っていたら、実は
短所だと思っているところも
とっても魅力的だったりします。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「色々な一面があってこそ自分なのだと気が付く物語」
~卵が教えてくれた~
卵はいつも考えていました。
「あたしの魅力ってなんなんだろう?」
卵は、割られてグチャグチャに
混ぜられて焼かれてみたり、
割られてそのまま焼かれることも
あります。
かと思えば割られることなく
茹でられることだってあるのです。
この間なんて、熱々の白いお米の
上にかけられたことだってあります。
だから、卵は思います。
「あたしの魅力ってなんなんだろう?」
「あたしはオムライスになれることが一番の魅力だと思うのに」
ご本人ならぬ卵はそうやって思っている
ようでした。
でも、食べる人間たちはいろいろな
調理をして卵を食べます。
いずれの料理のときも人間は
美味しそうにに卵を食べていました。
「オムライスのときのあたしじゃなくてもいいんだ」
卵はそんなことが、なんとなくですが
理解することができたのです。
「いろいろな一面があってこそのあたしなんだなあ」
寒い日だったからか、今日の卵は
おでんの具材になっていました。
「からし、からし」
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。