皆さま
今回は久々の僕の物語です。
こうして毎日物語を書いていますが、
やり残している課題がやってまいります。
それはそれは、思い出したくもない
過去の体験を光の体験に変えるという
途方に暮れそうなものです。
それをすることで、今の物語に
さらなる命や光を吹き込むことが
できるようになると思っています。
初めましての方は、こちらから自己紹介を兼ねた
僕の物語をお読みいただくことができます。
では、書いていきます。
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「過去の体験を闇から光に変えた僕の物語」
僕は毎日のように物語を書いていました。
しかし、ある日何かが引っかかって
想うように書けなくなっていたのです。
どうしても、ネガティヴな感情が
僕の書きたい気持ちを抑え込んで
いきます。
そんな時は、早めに書くことを切り上げて
自分と向き合うことにしています。
すると、どうやら僕はまだまだ
「過去の体験を許せていない」
ということに気が付きました。
できるだけ思い出さないように
僕は無意識に努力していたのです。
そうして、その日からは
自分と向き合う日々を増やすことに
なります。
自分の心を中心に過ごすことを
心がけて、自分に暖かい言葉を
かけるようにしました。
散歩をしながら、お風呂に入りながら
ベッドで天井を見上げながら
ふと目が覚めた夜中に・・・
やり続けました。
すると、1週間くらいすると
小さな僕の想いが湧きあがってきました。
僕の家族は僕が小さい頃から
全員揃うことはありませんでした。
「家族全員で幸せに暮らしたかった」
そんな想いが小さな僕から
湧きあがってきたのです。
その想いの直後には
一度も経験をしたことはないであろう
父、母、僕、妹の家族4人で食卓を笑顔で
囲んでいる情景が
僕の脳裏に浮かんできました。
きっと、この情景こそが
僕が望んでいた家族の形だったに
違いありません。
小さな僕は大きなことは
望んでいませんでした。
たった4人の家族で日々を
楽しく過ごして、ご飯を一緒に食べて
相談をし合って、
くだらない雑談を交わして
そんな生活をしたかった
だけだったのです。
それに気が付いた時、僕は
散歩をしていて外を歩いていましたが
不覚にも恥ずかしながら涙が
こみ上げてきました。
小さな僕はそんな日常の
幸せを求めていたのかと
想うと、大きな僕はいてもたっても
いられませんでした。
僕が小さい頃に父親がいなくなり、
母親ともうまくいかなくなり
なんだか家族がどんどんバラバラに
なっていくような感覚を思い出していました。
もちろん、もっと大変な家族関係を
味わっている方がいることは
承知の上ですが、僕にとっては
願いが叶わず、
とてもショックを受けていたのです。
そうして、散歩を終えて家に帰ろうとすると
ほとんど記憶のない父親のことを
思い出しました。
それは姿かたちはありませんが、
父親の乗っていた車のタバコの
臭いでした。
僕はその臭いがとても苦手だったのです。
姿はなけれど、臭いだけが蘇ってきました。
そうして、その夜
僕は眠りについていましたが
夜中の3時頃に目が覚めます。
とても嫌な予感がしていました。
と、同時に希望や明るさを感じています。
とても不思議な心情でした。
間もなく腹の底の方に「うねり」の
ようなものを感じました。
それは感情で言うと「不安」であり、
物質で言うと「過去の想い」でした。
それらがうねりながら僕の上半身を
上がってきました。
それは一瞬のようで、長いようで
良く分かりませんでした。
そして、そのエネルギーのようなものは
いったいどこへいったのかもわかりません。
程なくして、僕の心の中に
映像が流れていきました。
*長くなってしまったので、続きは次回書きます。
【~続く~】
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。