皆さま
少し前から僕の物語を書いていて、
どうやらスッキリしてきて
さらに、まだまだあった
心の奥にあるネガティヴな
気持ちがどっと出てきて
好転反応のようなもので
数日間、ぐったりとしていました。
すると、まだ、なんとまだ
出したいという想いが強まったのです。
やっぱり、ここまで来られたのも
辛い時期に乗り越えてくれた
過去の自分のおかげです。
そんな過去の自分を労い、
称える意味でも過去の
名シーンをギュッと凝縮して
物語にしたいと思います。
前置きが長くなりましたが、
少しお付き合いください。
現在、不安の真っ只中にいる方が
少しでも楽になるきっかけに
なったら嬉しく思います。
本日もよろしくお願いします。
「【名シーンハイライト】不安な人生から安心の人生に転換した僕の物語~不安真っ最中編~」
自己紹介を兼ねた僕の物語をまとめた
【まとめ版】はこちらからどうぞ。
僕が社会人になって10年くらい
経った頃、とうとう
ずっと抱えていた不安たちが
大爆発を起こしました。
その日はハッキリと覚えています。
「あ、違う世界に行った」と
僕自身が感じたことを覚えています。
その日からとてつもない不安感が
不定期に僕にやってくるようになったのです。
そう、それは冷たい重い鉄板に
僕の身体がこれでもかと
挟み込まれていく感覚でした。
もうこのまま消してくれたら
楽になるのに、と
不安真っ最中の僕は念じて、
そのとてつもない不安が過ぎ去るのを
待っていたのです。
まるで嵐が去るのを待つ
野生動物たちのように・・・
その頃は、とても忙しい会社で
終電近くまで毎日働いていました。
朝から晩まで働いていたのですが、
その最中も様々な不安が僕を
襲ってきました。
そんな頃には会社で起きることも
不安をあおることが多く
お客様からのクレームの電話も
頻発していました。
電話を受けながら、謝りながら
僕の胸が梅干しの種くらいまで
縮こまっているのではないかと
思うほどギューっと締めつけられた
感覚は、言葉では言い表せないものです。
それでも、僕は乗りたくない
恐怖の通勤電車に乗って
会社で仕事をし続けました。
でも、会社を辞めたいと
頭では思っていましたが、
心の底から感じていたわけではないのです。
辞めても良かったかもしれませんが
辞めたから不安が収まるとは
思えなかったのです。
だって、毎日やることがなくなったら
さらに不安にまみれると思っていたのだと
思います。
会社でも不安を感じ続けていましたが、
あまり周囲の人には
それが伝わってはいなかったと思っています。
それは僕が「いつも通り」で
振舞い続けたからかもしれませn。
もしかしたら、そこで「助けて」と
言っていたら事態は変わっていたかもしれません。
でも、何を助けてもらえばいいのかも
その時の僕にはわかっていませんでした。
過去のその時の僕には
それしか選択できなかったのです。
それで良かったのです。
でも、一度だけ「大丈夫ですか?」と
会社の後輩に言われたことがありました。
その日は会社に居て、
ちょうどお昼くらいに
僕に大きな不安がやってきました。
そのタイミングで
後輩とお昼に行ったのです。
断れば良かったのかもしれません。
でも、いつもの自分であり続けたのです。
会社の近くの坦タン麺のお店に行きました。
僕は後輩の前で、麺がすすれなかったのです。
不安が身体の中を支配していて
麺が通る隙間を与えては
くれなかったのです。
とにかく、そんな姿を後輩に
見られたくないと思い、
麺を強引にすすっていました。
そんな僕を見て、後輩に
「大丈夫ですか?いつものあなたではないです」と
言われたのです。
ドキッとしましたが、
「いやいや、大丈夫大丈夫」と
強がって、なんとか
食べれるだけ口に押し込んで
お昼の時間を終えました。
会社への帰り道、なんとか
元気ないつも通りの自分を
見せようと試みましたが、
もうできませんでした。
その日が自分でもショックで
その日から自分のペースで
食べられるように
コンビニでお弁当を
買って、会社内の休憩スペースで
食べるようにしました。
これ以上情けない自分を
見せたくないと思ったのです。
僕は必死に不安と闘っていたのです。
これだけ大きな不安がやってくるようになって
やっと、僕は自分のことを考え始めました。
「どうしたら、この不安はいなくなるのだろう」
様々な原因を考えます。
でも、しっくりくるものはありませんでした。
で、もしかしたらこの働き方に
問題があるのではないかと
消去法でたどり着きます。
その頃の不安な自分からすると
会社を辞めるというのは
さらなる不安を産むような
気がしています。
それでも、それしかないのかと思い
転職をしようと考えました。
そこまで不安にまみれていたからこそ
感じたのかもしれませんが
「世の中の役に立ちたい」と
本能的に感じていたのです。
福祉の世界を目指そうとし始めるのです。
実際にスクールに通って資格も
取りました。
そうして、会社の上司に伝えるのです。
「会社を辞めたいです」
その時は、希望のような形で
言いました。
どこか自分でも決め切れていなかったように
思います。
しかし、これを言ったことで
事態が変わっていきます。
僕を辞めさせないように
社内の環境を変える動きが
始まったのです。
その日から残業を減らす動きが
出てきました。
毎日終電近くまで会社にいましたが、
週に1度は定時で帰れるように
なったのです。
早く帰ったとしても、
僕の心の中は不安で
支配されていたことには
変わりはありませんが、
「自分の一歩で何かが変わる」という
この時期の最初の一歩になったのかも
しれません。
ただ、そんなことを感じる
余裕は僕にはまったくありません。
瞬間、瞬間目の前の不安と
闘うことしかできていません。
この不安の真っ最中にいる中で
わけもわからず一歩を踏み出した僕、
ここはまさに名シーンハイライトでしょう。
しかし、まだまだ不安な時期は
始まったばかりです。
【終わり】
現在、不自由や不安を感じる人生を送っている人が
このブログを読んで少しでも新たな一歩を踏み出してくれる
きっかけになったら嬉しく思っています。
世の中には親切な人は意外といます。
そんな願いを込めて書いています。
何か生きる上でのヒントになりましたら幸いです。
皆さまよろしくお願いいたします。