皆さま

 

本日も昨日に引き続き、

 

僕の物語にお付き合いください。

 

幼少期を振りかえると

 

まだ「不安」な人生という感じでも

 

なさそうですね。

 

ひとごとのようですが、僕のことです・・・

 

「不安な人生から安心の人生に転換した僕の物語②~小学生編2~」

 

前回までの物語はこちらからご覧ください。

不安な人生から安心の人生に転換した僕の物語①~幼少期編~

 

僕は幼稚園を卒園して、

 

小学校に入学しました。

 

入学式のその日は4月なのに

 

季節外れの雪が降っていたことを

 

思い出します。

 

その頃から僕にとって「父親」という

 

記憶がとても希薄になっています。

 

入学式にいたかどうかも定かではありません。

 

僕の性格と言えば、大人しく

 

気が弱い優しいタイプでした。

 

それが原因かどうかは

 

わかりませんが

 

小学生になったばかりの

 

僕は何かと痛い思いをすることが

 

多くなりました。

 

同じクラスになった児童たちから

 

叩かれたりつねられたり、

 

なぜだかとても痛い思いをしました。

 

腕に無数のアザができていました。

 

それを母に見つからないように

 

していたことを思い出します。

 

無意識に、僕に痛い思いをさせる

 

児童たちにも

 

気を使っていたのかもしれません。

 

放課後の通学路でもそれは続き

 

家に帰るまで、

 

それは毎日の出来事でした。

 

しかし、「痛い」と僕が言うと

 

ますます痛みを与えてこようとします。

 

それに気が付いた僕は

 

痛くても「痛い」とは決して言いませんでした。

 

小さな小学生でしたが、

 

心に強くそう決めたのです。

 

そう、心に無理をさせました。

 

今でも良く覚えている痛みでも、

 

BCGという注射をして

 

ただでさえ注射は痛いのに

 

その注射痕めがけて

 

爪で引っ掻かれたときは

 

気絶してしまうくらいに

 

痛みに悶えました。

 

そうして、そんな日々に

 

身体だけではなく

 

心も傷ついていきました。

 

しかし、誰にも言えませんでした。

 

そんな日々とは別に、

 

小学校に入ると

 

健康診断というものがあります。

 

そこで、僕に何かが見つかるのです。

 

そう、僕の最初の記憶である

 

左目がぼやけるというものです。

 

僕は左目が生まれつき視力が

 

弱かったのです。

 

そのことが健康診断を通じて

 

発覚したのです。

 

健康診断の際に

 

僕は視力検査で必死に

 

見えるように抵抗しましたが、

 

それも虚しく病院行きが

 

決まりました。

 

それを母が知ると

 

飛び上るほどに驚き、

 

心配をしました。

 

そうして、その日から

 

母は僕の左目を心配しました。

 

様々な眼科医のもとを訪れたことを

 

思い出します。

 

でも、左目は見えないわけではありません。

 

今思えば視力が低く、乱視が強いだけでした。

 

眼科医によると右目の視力は良いから

 

このままの生活をしていると、左目を使わないから

 

左目が寄り目になるということでした。

 

だから、視力を矯正するため

 

メガネをかけなさいと言われたのです。

 

母の心配はさらにグンと上がりました。

 

息子にどうしてもメガネをかけさせようとしました。

 

でも、僕はメガネをかけたくありません。

 

メガネをかけるとますます児童からの

 

いじめがひどくなると思っていたからです。

 

僕はメガネをかけませんでした。

 

母は心配を超えて、こう僕に言い続けました。

 

「メガネをかけないと目が見えなくなるよ」

 

僕にはとても怖い言葉でした。

 

でも、メガネをかけても怖いことが

 

起きそうでした。

 

だから、僕はメガネをかけないことを

 

選んだのです。

 

母は僕を心配しているのは今ではわかります。

 

でも、当時はどうしてもわかりませんでした。

 

母はメガネをかけない僕に対して、

 

ある作戦に出ます。

 

ランドセルにメガネを入れるようになったのです。

 

でも、僕は授業中もメガネをかけませんでした。

 

母は先生にそのことを聞いたらしく、

 

烈火のごとく怒りました。

 

そうして、母は先生に息子にメガネをかけるよう

 

忠告してほしいとお願いしたのです。

 

僕は授業中に「メガネをかけなさい」と

 

言われました。

 

僕は元来内気な優しい少年でしたので、

 

その命令を無視することができませんでした。

 

初めて児童達の前でメガネをかけました。

 

案の定、ここには書けないような

 

言葉で僕はさらに傷つくことになったのです。

 

それでも、僕は笑みを絶やしませんでした。

 

笑みを絶やしたら、もうやっていけません。

 

「え、僕は目が見えなくなるの」

 

そんな恐怖感が小学生の僕の脳裏に

 

べったりと張り付き始めていました。

 

【~続く~】

 

現在、不自由や不安を感じる人生を送っている人が

このブログを読んで少しでも新たな一歩を踏み出してくれる

きっかけになったら嬉しく思っています。

世の中には親切な人は意外といます。

そんな願いを込めて書いています。

 

何か生きる上でのヒントになりましたら幸いです。

 

皆さまよろしくお願いいたします。