皆さま

 

東京はいよいよ晴れ間を見ることが増えてきました。

ようやく長袖がしまえますよね。

 

では「道端で起きている幸せを綴る物語」の

第11作目を書いていきたいと思います。

 

「焼き肉屋を探す朋子さんが道案内をしてもらった物語」

 

朋子さんは40歳代の主婦です。

 

今日は学生時代を過ごした級友たちと

 

東京の「池袋駅」に来ています。

 

朋子さんたちは池袋にある大学で学生生活を送りました。

 

およそ20年ぶりに池袋でみんなで集まろうということになったのです。

 

朋子さんは学生時代によく行っていた焼き肉屋さんに行こうと

 

みんなに声をかけていました。

 

しかし、20年ぶりの池袋は随分と姿を変えていて

 

お目当ての焼き肉屋さんはもちろんのこと

 

よく知るお店は全部見当たりませんでした。

 

そして、朋子さんは自分が企画していたので罪悪感を感じていました。

 

朋子さん一同からはがっかりとした雰囲気が醸し出されています。

 

朋子さんはこの状況をなんとか打開したいと感じていたのです。

 

朋子さんは目の前から来た男性に注目をしていました。

 

男性はスーツ姿ですが、買い物袋をぶら下げて歩いています。

 

朋子さんはこの男性はこの近所に住んでいるのだと思いました。

 

それであれば、美味しい焼き肉屋さんを知っているのではないかと思ったのです。

 

そして、何よりこの会を楽しいものにしたいと朋子さんは感じています。

 

朋子さんは仲間内では良く話しますが、人見知りで人にものを聞くのが苦手でした。

 

「すみません、このあたりに美味しい焼き肉屋さんはありませんか?」

 

朋子さんは残念な雰囲気漂う仲間たちの雰囲気をガラッと変えるべく

 

勇気を出してスーツ姿の男性に聞きました。

 

すると、男性はやはりこのあたりに住んでいるようで

 

予算に応じて美味しい焼き肉屋さんをいくつか教えてくれます。

 

そうして朋子さん一同は当初の目的の懐かしい焼き肉屋さんに行くことは

 

叶わなかったものの、美味しい焼き肉をみんなで楽しむことができました。

 

朋子さんは雰囲気を変えたいと思い、普段はしない行動ができた

 

自分を褒めてあげたいと思いました。

 

買い物袋をぶら下げて歩いてきてくれた男性との

 

出会いという偶然に感謝しました。

 

【終わり】

 

皆さまいかがでしたでしょうか。

 

朋子さんは自分が企画したよく通った焼き肉屋さんが

 

無くなっていることを知り、一同が残念な雰囲気に包まれましたが

 

その雰囲気を変えるため勇気を出して逆境を変えるべく

 

行動を起こしました。

 

結果、みんなで思い出話を語りながら美味しい焼き肉を食べることができました。

 

一同は朋子さんに感謝もしていたようです。

 

いつもと違う行動を起こしてみることで幸せを感じることができました。

 

意外と道端には良い人もいますし、幸せを

見つけることができるものなんですね。

 

現在、不自由や不安を感じる人生を送っている人が

このブログを読んで少しでも新たな一歩を踏み出してくれる

きっかけになったら嬉しく思っています。

世の中には親切な人は意外といます。

そんな願いを込めて書いています。

 

何か生きる上でのヒントになりましたら幸いです。

 

皆さまよろしくお願いいたします。