
あまりに困って 使いやすいものを求めて
まぁ~疲れて コテンと寝ることもありますけど
chamaは ゴキゲンの良い日が続いています。
それと 少しずつでも続けていたら
思わぬ効果につながることもあると
嬉しい悲鳴もあったりして
この春から作業所が変わり 雨以外の日は
毎日お散歩に行くので 体力ついてきたらしい(笑)
chamaの好きな男性支援員さんが ホントに
いい人で 様子を見ながら声かけてくれます
絶妙なフォローが素晴らしい!
色々と知ったうえで
接してくれるのは
安心感があるわね
行動のワケを理解して その気持ちを想像しながら
接してもらえることって ホッとするだろうとは
イメージできていたんです。
でも わたし自身は 実感したことなかったかも。
それが今年の夏 chamaは こんな感じなのかな…と
分かった気がする 経験をしました。
わたしはコーダなので 少し手話ができますが
生い立ちを知らない ろう者や関係者と
いきなり手話で話をすると 初めての時は
え?と毎回 必ずと言っていいほど驚かれます。
なのでコーダであることか 両親の障害のことを
いちから説明することになり
実は結構 面倒くさかったりするのよね
それが 多くの説明を必要とせず
たった一言で理解をしてもらえたのが
ヘルパーさんが食事介助しているので 安心だし
chamaとは 別のところで食べようと
わたしは他のテーブルに行ったのですが
その時に聴者の方もいて 話しかけたんです。
聴覚障害者の方もいて 同じように
手話で話しかけたんですよね。
chamaが食べている ちょうど真後ろの席が
1人分 空いていたので…
わたし
聴者の男性(某所の障害福祉課に勤務)
聴覚障害者の女性
車いすユーザーの女性
ここ(席)空いてる?
空いてるよ
じゃあ座って大丈夫?
いいよ
じゃ ここ座らせてもらうね(手話)
どうぞ!どうぞ!
ありがとう(手話)
テーブルに出ているオードブルがあったので
座ってから みんなに聞いたわ
わたしも これ食べていいかな?(手話)
どうぞ!どうぞ!
向こうのテーブルで食べられなかったんだ
ありがとう(手話)
ねぇねぇ何で手話できるの?(手話)
はじめまして…とか 挨拶から入らなかったし
ちょっとした会話だったから 短い時間だけど
手話初心者に見られる 独特の動きの固さを
わたしに感じなかったのかもね。
わたしコーダなんだよね(食べながら言葉で)
えーそうなんだ(言葉で)
わたしが食べていて 両手がふさがっていたから
隣にいた手話のできる車いす女子が
私がコーダであることを通訳してくれました。
手が使える状態になってから
わたしの両親は聴覚障害者なんです(手話)
だから手話できるんだね(手話)
そうそう! でももう だいぶ忘れてるし
最近の手話は知らないけどね(手話)
えーでも今 手話で話してるよ(手話)
思いだせる手話を使ってるだけよ(笑)(手話)
食べながら色々と話をしてました。
食べながら 簡単にできるものだったら
片手で話している時もあったし…。
でも わたしがコーダだということを話しただけで
それ以降の会話は 何の説明もいらないから
手話を交えてスムーズに進むこと…
わたしと手話のできる車いす女子と
聴覚障害の人は しゃべりながら手話で
聴者の人は 見ながらしゃべる
どこに住んでるの?
どうやって来たの?
今日は何の関係で ここに来たの?
などなど から始まって 近くの席のみんなで
手話を使ったり 使わなかったりして
自己紹介していったわけです。
お互いの状態を早い段階で それぞれに理解してるから
誰もが分かりやすく 話ができるように
スマホを使ったりしながらでも 楽しい会話。
細かく説明しなくても
スッと人の中に入っていけるって
なんて心地よいんだろう…
聴覚障害者の人が着ていた Tシャツに気づき
ねぇねぇ!そのTシャツってヘラルボニー?
そう!ヘラルボニー!知ってる?
知ってる!知ってる!(みんなで)
ヘラルボニーいいよね(みんなで)
それは何で買ったの?ネット?
ううん!買いに行ったの
へぇ~どこで買ったの?
東京駅で買ってきたよ
高くないよね
ふーん 東京駅まで行ったんだね
わたしも東京駅に見に行ったよ
この前は 渋谷も見に行ったし~
わたしも行ったよ(わたしと車いす女子は手話)
そんなに高くないよね
まぁ どこにでもあるような女子トークですよ。
他にも色々話をしたけど 手話に拘らず
一人男性も混じっていても 特に 会話自体が
進まないこともなく 楽しく話ができたわ。
面白いぐらいに そこにいた4人の状況は
みんなバラバラだけど 変な気は使ってないの。
これは お互いの多様性を 受け入れているからこそ
できることなのかな…と思ったんだよね。
知っているというのは 疑問に思うことが少ないから
あれこれ突っ込んで聞かれないのに
こんなにも すんなり普通のトークになるんだ
コーダや聴覚障害のことを知らない人と
話する時 無意識に身構えていた
自分に気がついたんだよね。
わたしがコーダであることを 伝えただけで
今までだったら感じた 面倒くささを感じず
不思議そうに思われなかったのが 初めてだけど
chamaと都内に お出かけして人に会う時
いつも自然に迎え入れてくれている人たちの
雰囲気を想像した時に なんとなくだけど
似たような心地よさを感じるから
chamaは新しく知り合う人に 抵抗を感じずに
楽しみで行けるんだな…と
アイツの気持ちというか 感じるものが
理屈抜きに 少し分かった気がしたのです。
障害があろうがなかろうが 病気も関係なく
そこから入って 人を知るわけではない
初めからどんな人でも受け入れあえる
認めあえている この雰囲気が
社会全体だったら どんなにいいだろう…
きっと生きにくい人が少ない世の中なはず。
差別もなく偏見もない社会 すごい幸せだよね
そんな世界には今は まだ遠いかもしれないけど
知ってもらうことは 本当に大事なことだと
しみじみ思って帰った日でした。
そういえば今の作業所の 男性支援員さんは
この感覚に近い気がします。
知的障害のchamaくんではなく
chamaくんは知的障害がある…という感覚で
接してくれていると感じるように思うから
アイツが好きになるんだろうな
最近はchamaが早く寝なくなって 1時頃まで
起きている日が チラホラ…。
かなり体力がついて エネルギーが余っているらしく
ニコニコしながら 部屋中を歩き回っていて
寝るまで えらく楽しそうなのよね。
早く寝てくれた方が 母は喜びますけど(笑)
chamaを見ていると
幸せな気分になる✨
1年前の今頃に 面談の後の色んなモヤモヤから
お別れの足音を 感じていたことを思えば
今は毎日 曇りのないchamaの笑顔が見られて
新しい出会いがあったおかげだと
前の作業所を離れたことに みじんの後悔もない。
このまま落ち着いた日が 続いてくれたら嬉しいなぁ。
これからも楽しい経験を 増やしていって
心豊かに生きていきたいと思います