私の人生の指名と考えていることとして、

「全ての人が、活き活きと生きることができる社会を作ること」だと考えています。

 

日頃、相談に訪れる人の話を聞いていると、

これまでの成育歴に思いを馳せることが、しばしばあります。

一方で、成育歴として、これと言って大きな問題を抱えてこなかった人も、

親という立場で、お子さんのお世話に苦慮されているのを見ると、

各家庭で、それぞれの状況があることも分かります。

”ニワトリが先か、卵が先か”の話ではありませんが、

”親”も”子”も、どのカテゴリー・年代でも、メンタルヘルスケアは必要なのです。

 

対応していて気付くのは、未然予防の大切さです。

産業保健の分野では、予防は3つに分けられます。

 ■一次予防

  対象:元気な人(メンタル面に、何の問題もない人)

  目的:未然予防・活性化

 ■二次予防

  対象:ちょっと元気のない人(日常生活は問題ないが、元気いっぱいではない人)

  目的:早期の気付き・早期対応

 ■三次予防

  対象:何らかの問題を抱えた後、元気になろうとする人

  目的:再発防止

一次予防から時系列で考えると、二次予防と三次予防の間には、

日常生活に支障をきたす(休校・休職など)の傷病期間が入ります。

 

社会的に表面化するのは、傷病状態になってからです。

しかし、その状態になってから対応するのでは遅い。

 

たとえば、歯の治療で考えてください。

大きな虫歯ができて、痛みが出てきてから歯医者さんに行っても、

歯を削られたり、もっと酷ければ、歯を抜かれてしまうでしょう。

日常生活に支障のないレベルにはなるかもしれませんが、

どんなに治療しても、自分の元の歯は戻ってきません。

ですから、必要なのは、日頃の『歯磨き』と『定期健診』です。

毎日、自分で丁寧に歯磨きをしてケアに努め、

できるだけ虫歯にならないようにする。

また、定期的に健診を行い、

まだ痛みを感じない程度の、自分では気づかない程度の虫歯があれば、

早いうちに治療してもらい、悪化する前に手を打つ・・・。

歯の健康のためであれば、このサイクルが必要なのです。